カレン民族の村でホームステイ

2018年09月20日  投稿者:国際社会学科3年 根岸幸子

9月9日から12日の4日間、チェンマイから車で約3時間のところにあるチェンライ県カレン民族の村、ヒンラートナイ村でホームステイをさせていただきました。今年の2月にカンボジア・タイ短期FSに参加した際、ホームステイをさせていただいた村でもあります。また、タイ長期FSの体験学習先として、13期生から毎年お世話になっています。

ヒンラートナイ村では、各家に設置されたソーラーパネルで太陽光を集め、電気をまかなっています。まだ暗い早朝や夜にはろうそくやヘッドライトを利用し生活しています。また村内には公立小学校や寺もあります。

お世話になるホームスティ先は、村人があみだくじで決めました。私のホストファミリーはお父さんとお母さん、その子どもは25歳の男性、23歳の女性、9歳と5歳の女の子の6人家族でした。上の2人が下の子たちの面倒を見ていました。ホームスティ初日には他の家の子どもたちが家に来て、家の女の子たちと遊んでいる姿が見られました。

ホームステイ中は、村人と循環型の畑に出かけ雑草取りのお手伝いをしたり、いが栗から栗を取り出す作業をしたりしました。循環型の畑には沢を渡り、山道を上り下りし、急な斜面を登っていかなくてはなりませんでした。村人たちは毎日この道のりを経て、農作業をしているため、足取りが軽いですが、私は村人たちについていくので精一杯でした。栗を取り出す作業でも、私が1個取り出すうちに2,3個取り出していました。

ホームステイ先の家で村の子どもたちと

ホームステイをさせていただいた中で、畑だけでなくもともとは村も田畑の近くを移動していたという話が印象に残っています。現在田んぼとして使われている場所に以前は住居があったそうです。この話を聞いたことで、初めにこの土地へやってきたおじいさんたち世代の人々が開拓し、環境を整えていったことで今の村があることを知りました。

また村での生活を通して、日本での生活習慣を改めることや自分自身を見つめ直すきっかけを得ることができました。改善すべきだと思った生活習慣は運動不足で、畑や栗の作業をした後、筋肉痛になってしまったことが理由です。自分を見つめ直すきっかけでは、村人と生活する中、日本語ができる村人がいたことで甘えていた部分があり、質問をされた際の応答で迷惑や心配をかけてしまったことがあります。村での生活から得た改善点をもとに、普段から運動をすることや人との関わりで自分から心を開くことを意識し、体験学習や日々の生活に生かせるよう努力していきたいと思います。