第1期体験学習の学び~メーターオーガニックグループ~

2018年10月23日  投稿者:国際社会学科3年 根岸幸子

先日12日間にわたって行われた第1期体験学習を終え、チェンマイに戻り、中間報告会を行いました。今回、第1期体験学習を通して考えたことや学んだことをお話ししたいと思います。

私はチェンマイ市街地から車で約1時間の距離にあるチェンマイ県メーオン郡メーター区で体験学習を行っています。メーター区は7つの村で構成された1,540世帯、人口4,748人の区です。私はその7つの村の一つであるバーノート村の有機農家の家でお世話になっています。

体験学習中は、受け入れ先の女性の畑や種をより分ける作業をお手伝いさせていただいたほか、村の行事や海外からのスタディツアーにも参加することができました。村の行事では日本でいうお盆のような行事の食事準備のお手伝いで、Indian trumpet(タイ人はPe-kaと呼ぶ)という野菜を薄く切る作業をしました。また、お寺でのお祭りに参加する機会もあり、タイの文化に触れることができました。村の行事を通して食事の準備は女性、力仕事は男性という役割が出来上がっているように感じました。海外からのスタディツアーではミャンマーから来た参加者たちの中に一緒に参加させてもらい、話し合いや畑の見学、お菓子作りのアクティビティを行いました。様々な言語が飛び交う中で心細く感じることもありましたが、英語で会話をすることやタイ語での自己紹介を今の自分ができる範囲で行えたので、この経験が自分の自信につながるのではないかと思っています。

第1期は人間関係の構築が最優先課題だったので、積極的にコミュニケーションをとることを意識しようと思っていました。しかし、相手からの質問に答えることが多く、自分から相手に質問を投げかけることが少なかったように思います。第1期の自分の行動を振り返り、悪かった点は改善し、良かった点は維持していきたいと思います。

第2期では自分が関心を持つテーマについての調査が始まります。第2期の期間中は稲刈りもあり、忙しい日が続き自分自身のことで手一杯になり、調査が順調に進まないことがあるかもしれませんが、調査させていただいている立場であることを忘れず、充実した日々を送ることができればと思っています。加えて村人たちの役に立てるように行動し、信頼してもらえるような関係性を築くことができればと思っています。

キュウリの畑で受け入れ先の女性と