第2期体験学習の学び~メーターオーガニックグループ~

2018年11月21日  投稿者:国際社会学科3年 根岸幸子

10月7日~10月25日までの18日間にわたって行われた第2期体験学習が終了しました。中間報告会やタイ語のブラッシュアップ授業も終了しました。今回は、第2期体験学習の活動を振り返りたいと思います。

体験学習中は第1期と同様に受け入れ先の有機農家の畑や種をより分ける作業をお手伝いさせていただいたほか、国内外からのスタディツアーにも参加することができました。また、受入責任者が以前、タイのNGOグリーンネットの派遣でネパールに有機農業を教えに行った際、ホームステイをしたホストファミリーのご夫婦が受入責任者を訪ねてきたので、チェンマイ市内にあるインタノン山やサンカンペン温泉、チェンマイ市内にあるワロロット市場を一緒に観光しました。

その中で印象に残っているのは、国内外からのスタディツアーやインタノン山での観光です。国内外からのスタディツアーでは、タイのメジョー大学とボランティアセンターが共催したスタディツアーやタイのISDSIという教育機関のスタディツアーが行われました。メジョー大学のスタディツアーは、地元に戻り農業や手工芸で生計を立てたいと考えている若者がメーター区をモデルとしてどのように取り組んでいるのかを学ぶものでした。地元に戻りたいと考える若者達やメーター区で取り組んでいる人達を見ているうちに、自分自身はどうしたいのだろうかと考えることがありました。なぜなら、自分の実家が有機農家であることや日本に帰るとすぐ就職活動に追われることになるからです。体験学習だけでなく、残りの時間を有効に使って自分自身の気持ちと向き合うこともしていきたいと思います。

インタノン山での観光では、霧が多く湿度が高い場所に発達する雲霧林を散策したり、滝を見て非日常的な空間や自然を満喫することができました。日常を離れ雲霧林をゆっくり散策したことで、とてもリラックスすることができ、体験学習中の息抜きになったと思っています。また、ネパール料理のモモという餃子に似た料理を作る機会もあり、とても貴重な体験をすることができました。

第2期体験学習を振り返ってみると、体験学習テーマである「有機農家の後継者問題」については、質問を考え答えてもらうことはできましたが、質問が抽象的であったり、何を知りたいのかが曖昧であったりと不十分な部分があり、改善すべき第3期体験学習での課題がいくつか見つかりました。体験学習先でのお手伝いなど継続すべきことは継続し、改善すべきことは何が悪かったのかを認識しチェックリストを作るなどの工夫をして改善していきたいと思います。

ネパール人夫妻とネパール料理を作る