体験学習先候補の訪問②

2022年09月28日　　投稿者：IS3年　H.I

皆さん、こんにちは。タイに来て、これまでの人生の中で最も学びが多いと言っても過言ではないぐらい、毎日充実した日々を過ごしています。今回のブログでは、体験学習先候補の訪問についてお話したいと思います。

私は、性、貧困に関係する女性の問題に関心があり、これらのテーマを体験学習できそうな候補先を2つ、訪問しました。

体験学習先候補1つ目は、予期せぬ妊娠、出産、子育てで様々な問題を抱えているティーンエイジママをサポートしているNGO、Teens Group です。スタッフ2人だけの小さな組織で、若いお母さんやお父さん、その家族に、ライフスキルや職業訓練をはじめ、避妊や子育てのアドバイスをしています。現在はチェンマイ市内の１１０家族が活動に参加しているそうです。

若くして妊娠したことによる社会の偏見の中で学校を中退して出産、子育て、生計を立てていくことの難しさは女性、子どもの貧困につながり、親子関係の問題が生じ、愛情に飢えて育った子どもは愛情を求めて、望まぬ妊娠をするという問題の連鎖が断ち切れない状態になっていて、この連鎖を断ち切るための活動をしているTeens Group は、私が学びたいことに近かったのですが、組織の規模が小さく、ボランティアを受け入れる余裕がないこと、日々のアクティビティが週1回程度で、残りはアクティビティの準備や報告書作成の事務作業のため、私のタイ語力では体験学習できることが少ないこともあり、残念ながら体験学習先に選びませんでした。

体験学習先候補2つ目は、農村の貧困家庭の女子を受け入れ、無料で高校課程の一般教養と職業訓練を提供しているYWDC（Young Women Development Center）で、18人の生徒たちが学んでいました。

YWDCで貧困家庭の女子たちと共に共同生活しながら体験学習することで、女性、貧困、性などのキーワードでテーマを考えることができると思い、体験学習先をYWDCに決めました。

体験学習は第1期、2期、3期と分かれており、合わせて約2か月間あります。10月の中旬に第1期の体験学習についてのブログをアップすると思いますので、私たちの体験学習報告を楽しみにしていてください。