第1期体験学習を終えて~ヒンラートナイ村~
2022年10月31日 投稿者:IS 3年 M.M
こんにちは、今回は私の第1期体験学習についてお話したいと思います。第1期は9月26日から10月10日の15日間、私はチェンマイ市内から車で約2時間のカレン族の村、ヒンラートナイ村にお世話になりました。ここは、過去に沢山の長期タイFS参加学生がお世話になっている村です。この村を体験学習先に選んだ理由は、事前準備期間に村にホームスティした際、山で暮らす村人の自然との関わり方や最近、村の若者が始めた紅茶作りに興味を持ったからです。
第1期体験学習の課題は、色々なことを村人から教えてもらうために、まず村人と良い人間関係を作ることでした。そのため私は、相手も自分もわかる簡単な単語で積極的に会話をすることを意識するとともに、豚に餌を与えたり、食後の片づけなど自分ができることを見つけ、お手伝いをしました。また、ホームスティ先の私と同年代の女の子とは、一緒に茶葉を摘んだり、干したり、他の若者の家にお茶を飲みに行くうちに仲良くなり、村の若者が集まる様々な場に誘ってもらえるようになりました。ホームスティ先では、女の子の妹が一人増えたと私のことを家族の一員と見なしてくれるようになりました。
村では電気をソーラーパネル発電でまかなっていて、必要最低限のところにしか明かりがないので、夜になると村人は懐中電灯を持って暗闇をでかけることになります。第1期を終えた今、懐中電灯を使う村の暮らしなどを振り返ると不思議と心がウキウキするのですが、村での体験学習が始まる前はドライヤーや洗濯機のない生活はありえないと思っていました。このように大きく心境が変わった理由は、あれば便利だけれど、なくても問題ないことを感じただけでなく、電気がある便利な生活よりも村に友達や気にかけてくれる家族のような存在、居場所があることが私にとって大きな支えになることを実感したからです。
第1期体験学習中、様々な体験をしました。茶葉摘みからの紅茶作り、カレン族の伝統楽器テナー(民族ハーブのようなもの)の弾き方やカレン語の歌を若者に教えてもらったり、ホームスティ先のおじいちゃんに日本語を教え、カレン語を教えてもらったり、若者たちのミーティングやアクティビティに参加させてもらったりと毎日が充実していました。第2期は、自分の関心テーマである村の若者の紅茶作りについて詳しく話を聞くとともに、もっと若者や村人と仲良くなり、村の暮らしを楽しみたいと思います。