第1期体験学習を終えて~YWDC(Young Woman Development Center)

2022年10月27日  投稿者:IS 3年 H.I

今回は第1期体験学習の過ごし方と印象に残ったことをお話します。第1期体験学習のスタートは9月26日からでしたが、私の体験学習先YWDCでセンターの女の子たちが自分の将来について考えるアクティビティが22日からあるというので、私だけ一足先に第1期体験学習を22日から開始しました。

センターでは17人の女の子たちが共同生活し、朝昼夜の食事は、女の子たちが一週間交代の当番で準備しています。前述した将来について考えるアクティビティは9時から14時まで行われ、女の子たちは自由時間になるとバドミントンやバレーをしたり、私が持参したトランプやUNOをして遊んでいました。

女の子たちの中には幼い時から両親が出稼ぎに行き、祖父母に育てられた子もいました。自分が寂しい経験をしてきたからなのか、私の部屋に来て「寂しくない?寂しかったら私の部屋に来てね」と声をかけてくれました。慣れない環境と言葉で戸惑っている私に、何人もの女の子が積極的に声をかけてくれました。言葉が通じなかったときはジェスチャーを使い、それでも理解できなかったときは翻訳アプリを使って会話しました。女の子たちの積極的な姿勢に動かされ、私のタイ語学習のモチベーションが上がり、タイ語で会話をすることが楽しくなりました。

センターは10月から学期休みに入るため、9月末には全員が家に帰りました。女の子たちと過ごしたのがたった1週間であっても、常に行動を共にしていたため、見送る時は寂しかったです。そして女の子たちも「キットゥン(恋しい)」と言ってハグしてくれました。先に帰ってしまった子もいるので、全員ではありませんが女の子たちと良い関係を築くことができたため、第1期の目標である「体験学習先の人々と良い人間関係を構築する」ことは達成できたと思います。第2期はセンターで学んだこれまでの卒業生(1から22期生)の情報を整理しながら、職員と卒業生から話を伺い、YWDCが女の子たちに与えた影響を中心に調べていきたいと思います。

自分の夢みる職業を考えるアクティビティ
センターの女の子たちと一緒に