タイ・チェンマイからの手紙 「長期フィールドスタディ」体験記

恵泉女学園大学では、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解こそ必要だと考えています。恵泉女学園大学では国外現地授業として、約5ヶ月間タイで実施される長期フィールドスタディが用意されており、今も、多くの学生が現地で学んでいます。そんな様子を学生の皆さんが現地からレポートいたします。

チェンマイ大学でのタイ語集中講義

2017年08月31日  投稿者:Daao 国際社会学科3年

タイ長期FSでは初めの約2か月間にチェンマイ大学語学センターで、タイ語集中講義が1日2時間、月曜から金曜までおこなわれます。今年のタイ語集中講義は、8月21日からスタートし、恵泉の学生のみの7人という少人数のクラスで、質問のしやすい環境です。

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2017年度長期タイフィールドスタディ(FS)スタート

2017年08月30日  投稿者:国際社会学科3年 木村彩香

8月17日様々な思いを抱えながら、タイ長期フィールドスタディが始まりました。今年の参加人数は7名で、全員国際社会学科3年生です。

タイ長期フィールドスタディとは、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解が大切であるという理念のもと始まった、半年間のスタディプログラムです。このプログラムは、タイ北部の都市チェンマイ市にあるチェンマイ大学と連携して実施されています。

タイで過ごす半年の内、最初の2か月はチェンマイ大学で実践的なタイ語やタイ社会について学びます。その後の3か月目からは、各自のテーマに沿って農村や山地民の村、NGOや政府機関などの中から体験学習先を決め、体験学習先での様々な経験を通してテーマの理解を深めていきます。体験学習は3期に分かれており、現地の人々との生活の中で、各期での課題を、現地の人々と同じ目線で課題を考察します。

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小林先生による梅-柿の木剪定アクティビティに参加して

2017年01月20日  投稿者:IS3年 白井果音

長期FSプログラムが終了する直前の2016年12月24日から26日までの3日間、長期FSでお世話なっているカレン民族の村、ノンタオ村で行われた恵泉女学園大学の小林幹夫先生による梅・柿の木の剪定アクティビティにやはりFSでお世話になっている村の村人4人と一緒に学生4人が参加してきました。

小林先生による学生がお世話になった村でお世話になった村人に対する梅-柿の木の剪定指導のアクティビティは3年前から始まりました。これは、一方的にFSに参加した学生だけが学ぶのではなく、お世話になっている村人にも村人のニーズに合わせて学びを提供する双方的な関係を構築したいという長期FS始まった当初からの考えを基に、行われているお世話になった人たちに対する感謝の意を示すためのアクティビティです。

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梅の木の剪定

体験学習テーマに関する学びーDEPDC

2017年01月17日  投稿者:IS2年 北田みどり

私は、「児童労働から子ども達を守る活動・教育とは~Development and Education Program for Daughter and communitiesの歩みと現在~」というテーマで体験学習を行いました。教育を受ける権利を持っているにも関わらず、家計のため自分の物欲を満たすために児童労働に従事している子どもたちが存在するのが現実です。子どもたちが児童労働に従事することを防ぐために必要になる一つとして私は、教育があると考え、その教育はどういった教育であるべきなのかを調査しました。

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体験学習テーマに関する学びーヒンラートナイ村

2017年01月16日  投稿者:国際社会学科3年 山﨑汀沙

私はヒンラートナイ村というカレン族の村で「薪から見る森の守り方とは」をテーマに体験学習を行いました。ヒンラートナイ村の人々は森とともに生活しており、家や豚小屋、農作業に使う道具やまな板、燃料として使う薪など、日常生活のあらゆる場面で木や竹を利用しています。

私はその中でも、彼らがどのように森を守っているのかを薪に焦点を当てて、村人に聞き取りを行ったり、実際に薪を集めに行くのについて行ったりして、調査しました。

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