タイ・チェンマイからの手紙 「長期フィールドスタディ」体験記

恵泉女学園大学では、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解こそ必要だと考えています。恵泉女学園大学では国外現地授業として、約5ヶ月間タイで実施される長期フィールドスタディが用意されており、今も、多くの学生が現地で学んでいます。そんな様子を学生の皆さんが現地からレポートいたします。

カンチャナブリ特別講義

2016年09月26日  投稿者:IS 3年 米田 彩音

私たちは、9月末にカンチャナブリのフィールドトリップへ行くため、その事前授業として、京都精華大学名誉教授のデイヴィッド・ボゲット先生に泰緬鉄道について教えていただきました。

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講義をして下さったボゲット先生と

NGO訪問:DEPDC(Development Education Program for Daughters and Communities)

2016年09月20日  投稿者:国際社会学科3年 守屋亜純

2日間のパンラオ村でのホームステイを終え、村人と別れた後は体験学習先候補の一つでもあるNGO、Development Education Program for Daughters and Communities(以下DEPDC)を訪問しました。

このNGOは1989年に設立され、人身売買や児童労働によって搾取される危険性がある子どもや親のいない子どもたちに教育を与えることにより、被害を予防することを目的として活動しています。元々は性的搾取を受けた子どもの受け入れから始まり、現在は子どもたちが犯罪に巻き込まれることを防ぐために、生活に必要な知識やスキルを教えています。

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遊んでいる子どもたちに交じって、タイ語で会話することができました。

NGO訪問〈ミラー財団〉

2016年09月19日  投稿者:国際社会学科4年 和野茜

9月2日、私たちはチェンライ県にあるミラー財団(チェンライ事務局)を訪問しました。ミラー財団とは山岳民族の生活の質の向上と文化・伝統の継承のサポートをしているNGOです。チェンライ事務局は1996年に開設し、当時多くの問題を抱えていた山岳民族を対象とした活動を始め、現在に至っています(公式パンフレットより)。

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ミラー財団にて

農村ホームスティ

2016年09月16日  投稿者:IS3年 波多野姫花

チェンライ県にあるパンラオ村へ2泊3日のホームステイをしてきました。パンラオ村に住む人々は東北タイの異なる4つの地方から北タイへ移住してきた人々であり、現在では約900人、161世帯の村人が暮らしています。村では外に働きに出る人もいますが、主に農業で生計を立てているため、キャッサバやパイナップル、家畜用にとうもろこし畑があります。村に到着した日には、パンラオ村のおばあちゃん達が作っている織物を見せに連れて行ってもらいました。糸を巻く作業を体験させてもらったり、織り方についてのお話しをして頂きました。一つ一つが手作業でとても細かく、一枚一枚に時間をかけて作っていることが分かりました。

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村のホームスティ先のお母さんと

チェンライフィールドトリップ

2016年09月15日  投稿者:IS2年 M.T

8月31日から9月4日にかけ、チェンマイから車で3,4時間ほどのところにあるチェンライに行ってきました。今日は、チェンライで過ごした5日間についてお話ししたいと思います。
私たちの生活は、東北地方に位置するパンラオ村でのホームステイから始まりました。ホームステイは今回が初めてという学生もいたため、2人1組でお世話になることになりました。木々が生い茂る森の中...、という村を想像していた学生にとって、パンラオ村はイメージとは違っていました。しかし、以前学んだ「村といっても1つひとつ異なる」ということを実感する良い機会になったと思います。2泊3日という短い時間でしたが、会話が上手くできない悔しさ、言いたいことが言えたときの嬉しさ、コミュニケーションがとれたときの達成感など、得られるものはたくさんありました。お世話になったお母さんたちと別れる頃には涙ぐむ学生も多く、「人の温かさ」をしみじみと感じられるホームステイになりました。

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ゴールデントライアングルで記念撮影