タイ・チェンマイからの手紙 「長期フィールドスタディ」体験記

恵泉女学園大学では、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解こそ必要だと考えています。恵泉女学園大学では国外現地授業として、約5ヶ月間タイで実施される長期フィールドスタディが用意されており、今も、多くの学生が現地で学んでいます。そんな様子を学生の皆さんが現地からレポートいたします。

チェンライ農村ホームステイ

2014年09月21日  投稿者:トゥッケイ(国際社会学科3年)

今回私たちはチェンライ県にあるプラチャールワムミット村とパンラオ村という二つの行政村で成り立つ村にホームステイをさせていただきました。彼らは元々東北タイ(ラオスの国境付近など)で生活をしていた東北タイ人ですが、東北の地域は干ばつが起きやすく、農地に適していないため、豊かな農地を求めて北タイに50年ほど前に移住してきたそうです。世帯数が増えたことにより、村を二つの行政村に分けたそうですが、通りかかる人全員に話しかけたり、ご飯やおやつを共にしたりと、二つの村に分かれているとは思えませんでした。村の人は皆気さくで、散歩をしていると「家に来なよ!」、「ご飯食べる?おやつは?」と誘ってくれ、家にお邪魔すると、「もっと食べな!どんどん食べな!太って帰りなさい」ととても気にかけてくれ、おばあちゃんの家に遊びに来たかのような気分になりました。またタイ語で会話をし、やり取りをすることがうまくできない私たちにも会話をたくさん振ってくれ、会話が成立しなくても笑って「大丈夫。大丈夫。」と言い、タイ語を教えてくれるなど、温かい環境の中で生活することができました。

2日目の夜は、村で機織りができる4人のお母さんが織った東北タイの民族衣装や、コットンのストール、蚕から育てたシルクのストールなど村のOTOPの製品を買いました。私は私がお世話になった家のお母さんが織ったという民族衣装のスカートを買ったので、はくのが楽しみです。

織り糸の準備

チェンライフィールドトリップ

2014年09月19日  投稿者:江藤あゆみ(国際社会学科2年)

9月8~11日でチェンライに行ってきました。8日から2泊3日でパンラオ村にホームステイに行き、仏教の大切な日であるワンプラという日で、私のホームステイ先のお母さんがお寺に泊まるので私も同行させていただきました。1時間半ほど説法を受け、ホームスティ最初の晩はお寺に泊まるという貴重な体験をさせていただきました。

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村のお寺にて

NGO「ローカルウィズダムスクール」を訪問して

2014年09月19日  投稿者:関島 舞<IS3年生>

チェンマイ市内にある北タイの文化や知恵を伝承する学校「ローカルウィズダムスクール」を訪問し、午前中は、農村開発の活動に35年間携わっているチャチャワン先生にタイの農村の話を伺いました。午後は、草木染め体験、そしてタイ正月の際にお寺に飾る旗を作りました。

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旗、完成しました

NGO<ミラー財団>訪問して

2014年09月12日  投稿者:馬場 友里恵<IS2年>

今回は、タイ社会の中でマイノリティーである山岳民族の生活の質の向上と文化・伝承をサポートするNGO財団「The Mirror Foundation ミラー財団 チェンライ事務所」で、現在山岳民族が抱えている問題、その問題を解決するためにどんなプロジェクトが活動しているのか、そこで働いている恵泉の卒業生、伊能さくらさんの話を聞いてきました。

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講義「北タイの文化社会」

2014年09月08日  投稿者:佐々木 由希 <IS3年生>

北タイの文化社会」を学ぶために、北タイの昔の生活をテーマに作られている、DHARA DHEVIホテルに行ってきました。そのホテルのデザインを担当されたチェンマイ大学美術学部卒業生のテム先生が実際にホテルを周りながらお話をしてくださいました。

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