G20サミットが、11月11・12日に韓国の首都ソウルで開催されます。 これに先立って、世界のNGOがサミットに対する主張をまとめ、G20諸国首脳の政府高官(日本は外務省国際協力局長)と話し合う「シビルG20 ダイアローグ」に、 日本国際協力NGOセンター(JANIC)の理事長として参加してきました。
10月14・15日に韓国の新しい仁川(インチョン)空港近くで開催されたこの国際会議には、100名ほど集まりました。
NGO側の一番の主張は、G20諸国が経済問題や金融問題だけでなく、世界の貧困問題や所得格差の問題にもっと関心を示し、
2015年までにミレニアム開発目標(MDGs)を実現することに責任を持つことでした。
G20諸国だけが世界の主要なことを決めてしまう正当性があるのか、という当然の疑問も提起されました。
MDGsに関しては、先月9月、ニューヨークの国連本部で開催されたMDGs国連首サミットに、日本政府代表団の一員として行ってきました。
各国首脳は耳触りのよい発言はするのですが、最も重要な事柄への言及は少ないし、また本気に本当に実行する気があるのか、ということも気になります。
大橋 正明