1776年7月4日、イギリス植民地であった13邦(のちに州)の代表が集り、トマス・ジェファソンが起草したアメリカ独立宣言に署名した場所(もとはペンシルバニア州の議事堂)。「全ての人は生まれながらに平等であり、生命、自由、幸福を追求する権利を与えられていることを自明の真理であると信ずる」と謳い、イギリス国王ジョージ3世の専制的な植民地支配を非難した。ヨーロッパに向けて発せられた強い声明文は外にオランダやフランスの支援を仰ぎ、内では独立運動を一気に加速させた。さらに、1787年には憲法制定会議もここで開催され、世界最古の近代的成文憲法である現行アメリカ合衆国憲法が生まれた。アメリカ議会の上院、下院の名は、フィラデルフィアが首都であった1790-1800年、元老院を2階、代議院を1階で開催したことに由来する。