2014年3月 7日

テオティワカンの古代都市 ―天地が交わる場所―(メキシコ合衆国)

2014年03月07日

テオティワカンはメキシコ中央高原に出現した、アメリカ大陸最大規模の古代都市遺跡である。その起源は前2世紀中頃と考えられており、最盛期の紀元5世紀頃には15万~20万人の人口を擁し、その文化的社会的影響ははるかマヤ地域にまで及んだとされる。しかし1884年から開始され現在なお進行中の遺跡発掘調査も、目下のところこの壮大な遺跡のわずか8分の1程度にすぎず、これほどの都市を築きながら王の墓も文字記録も見つかっておらず、この壮大な都市を築いた民族の詳細や、また7世紀後半頃から急速に衰退したその理由など、未だ多くが謎に包まれている。

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太陽のピラミッド