KEESによる多摩市立南鶴牧小学校での春学期外国語活動の実践

2018年07月23日

「児童英語教育実践」のクラスを受講しているKEESメンバーが、6月25日、7月2日、7月9日の3回にわたり、多摩市立南鶴牧小学校3年生の3クラスを訪問し、担任の先生のご協力を仰ぎながら外国語活動の実践を行いました。授業は全て英語で行いました。まずは"Head, Shoulders, Knees and Toes" "Seven Steps"の歌で、体の部位や数の言い方に親しみながらウォーミングアップ。徐々に英語モードに導き、次のコットンボールの活動では、いくつボールを持っているか、やり取りしながら楽しく数を数えていきました。『WORD BOOK』を用いた「ページ探し」の活動では、あるページについてのヒントを聞きながら、どのページのことなのか、当てていきます。子どもたちは、聞こえてくる英語をたよりに真剣にページを探していました。最後は、「果物当て」の活動を行いました。KEESのメンバーが持っている大きなバスケットにどんな果物が入っているのか、ヒントなども参考にして考えます。子どもたちは、KEESのメンバーのサポートを得ながら、Do you have a banana?などと尋ね、積極的に活動に参加してくれました。

学生の学び

私は2017年度に短期大学から3年次で恵泉に編入してきました。理由はKEESの活動に携わりたいと思ったからです。元々、児童英語教育に興味があり、もっと実践的な内容を学びたいと考えていました。そして、昨年度・今年度と児童英語教育実践の授業を履修する機会に恵まれました。また、今年の2月にはJ-SHINEという、小学生を主な対象にして英語を英語で教えるための資格をオーストラリアで取得することもできました。授業を通じて、小学生に英語を教えることの難しさ、教える側がどれだけ楽しんで教えられるかが大切であるかを学びました。
秋学期、この活動に携わることが出来ないのが残念ですが、これからも子供たちに英語の楽しさを伝えていけるようになりたいと考えています。

(英語コミュニケーション学科4年 A.T.)

私は児童英語教育実践の授業を通して英語教育や言語について大切な事を知る事が出来、自分自身、成長できました。教えるということ自体、初めてでしたが、とても良い経験が出来たと思っています。特に言葉以外の情報を相手に伝える事の大切さを学びました。例えばジェスチャーや表情などです。
最初は意識していませんでしたが、言葉以外にジェスチャーを加える事で子ども達も授業に参加しやすくなることを授業で学びました。それを実践に生かしてみると、子どもたちの反応も楽しくなり、何より自分自身も楽しく授業を行えたとはっきり感じました。また子ども達が間違えた英語を使っても、「間違っている」とはっきり伝えることをせずに、こちらが正しく繰り返し言ったりしました。すると子ども達も試行錯誤しながら自分の力で気づくようになったのです。改めてこちらの対応次第で子どもたちの学習も変わるのだと知る事が出来ました。

児童英語教育実践の授業だけではなくて普段の会話の中でも大事な事だと思います。相手にどうわかりやすく伝えるか、一方的な会話にならないようにし、相手の意見を受け止めることが大切です。そうする事で自分の考えも改めて見直す事が出来ると学びました。

(英語コミュニケーション学科3年 M.T.)