クリスマスDVDの作成
2020年12月18日
本学のKEES(キーズ:恵泉英語教育研究会)、恵話会(けいわかい:恵泉お話を語る会)とKPKA(クプカ:恵泉平和紙芝居研究会)の3団体は、コロナ禍にあって地域での活動を模索していました。そのような折、多摩市の重症心身障害や発達障害などを対象に療育サービスを提供している「島田療育センター」からビデオメッセージの依頼を受けました。そこで3団体は素人ながら、プロの手もお借りして、クリスマス用のDVDを共同で制作し、島田療育センターをはじめ、多摩市内の保育園の5ヶ所、高齢者施設、児童館の市内8施設にクリスマスプレゼントを贈りました。
10月から準備を始め、練習を重ね、クリスマス前に動画作成を完成させることができました。学生はそれぞれの得意とする分野で力を発揮し、子どもはもちろん、大人も楽しめる内容となりました。
DVDのプログラムは以下の通りです。
※一種にはお誕生日のお祝いのためにHappy Birthdayも入れました。
- 歌:Mariah Carey, All I Want For Christmas Is You
(マライア・キャリー、恋人たちのクリスマス) - 紙芝居:桃太郎
- 歌:Jingle Bells (ジングルベル)
- KPKA(クプカ)オリジナル紙芝居:ドリームクリスマス
- 歌:Silent Night (きよし この夜)
わたしのまなび
今回は普段と違い、ズームで撮影しての活動であった。その為、相手の反応を見ることができず、振る舞い方の戸惑いや、練習を対面でできなかったなどの問題点があった。しかし、様々な方の協力を頂くことができ、良いDVDを作ることができた。
(KEES一同)
今まで恵話会として読み聞かせ活動をしてきたが、コロナ禍によって以前とは異なる活動形式となった。しかしこのような中で今回、島田療育センターの皆さんにDVDをプレゼントすることになった。DVDを作る過程の中で、初めて行うことで戸惑ったり、スケジュール管理や練習など、大変なことは多々あったが、最終的に一本のDVDがきちんと完成し、安心感と達成感を得られた。是非島田療育センターの皆さんに楽しんでもらえると良いなと思う。
(恵話会一同)
何ができるのかわからず呆然と始まったKPKAとしての活動。また、KPKAは新しくできた団体でもあり途方に暮れていた。そんなときに顧問から島田療育センターへのクリスマスプレゼントの提案があった。KEESや恵話会のように今までの経験がないため、今回はKPKAの活動として大きな基盤になるような活動だったのではないかと思う。オリジナル紙芝居を作成する中で、実際に会って相談することができないため、定例会やLINEでのやり取りがメインになり、完成させることができるか不安になることもあった。しかし、KPKAのメンバー皆で役割を分担し、素晴らしい自分たちの紙芝居ができたことは本当に嬉しく思う。今回の作品で多くの人を元気づけることができるように願っている。最後に先生方、KEESと恵話会のみなさんにも感謝したい。
(KPKA 3年A.Y.)
今年の夏からKPKAが始動した。この活動に参加しようと思ったきっかけは、『二度と』(脚本・絵 松井エイコ、写真 小川虎彦 他撮影、童心社)の紙芝居を見たことだった。顧問から島田療育センターのお話をいただき、最初は内容が曖昧な面もあり、この企画が実現するのか不安な面があった。サークル内でストーリー係と絵を描く係、セリフ係と役割を決め、企画し内容を随時メンバーとともに相談しながら行うことで、みんなと協力して1つの目標に向かい、その目標を達成する重要さを学んだ。新型コロナウイルスが流行り始めてから、対面で会う機会が減り、今回の活動のしづらさを感じた。今回の内容も既製品の紙芝居を使用せずに1からパワーポイントを使用し紙芝居をつくるというアイデアが出たときは、期待よりも戸惑う気持ちが大きかったが、完成させることができてよかった。
(KPKA 3年A.S.)
今回のこの紙芝居には、私たちKPKAの島田療育センターの方々に素敵なクリスマスを過ごして欲しいという願いが込められている。しかし、作成中は、コロナの感染を避けながら、紙芝居を作る方法もわからず、録画も録音も1人で行いそれぞれが不安な気持ちでいっぱいだったと思う。私はただひたすらみんなと走っていた。しかし、終わってみるとこの紙芝居はKPKAにとっても最初の大きな活動としてとても良い思い出になったと思う。同時に不思議な気もちも感じる。
顧問、コーチ、そして皆様に本当に感謝の気持ちで一杯だ。
皆さんに素敵なクリスマスが訪れますように。メリークリスマス!!!!
(KPKA 3年R.T.)