KPKA こころ保育園での「紙芝居お楽しみ会Part2」
2022年01月09日
先週に引き続き、2回目のお楽しみ会です。今回は年中の「きりん組」さん20名ほどを前に、3人のメンバーで演じました。『よいしょ よいしょ』の紙芝居では、「よ~いしょ!」の掛け声に合わせて、子どもたちは手をのばして引く動作をしながら「よ~いしょ!よ~いしょ!」と声を大きく出しながら体全体で紙芝居の世界に浸っていました。初めて参加したKPKAメンバーも、子どもたちの反応に励まされ、演技にはさらに熱が入ったようでした。
予定の30分が瞬く間に過ぎ、司会者が「どの紙芝居が楽しかった?」と問いかけると、子どもたちは一斉に「ぜ~んぶ!」と声を弾ませて答えてくれました。KPKAメンバーが満面の笑みで「ありがとう!」と応答すると、子どもたちは更に元気よく「ありがとうございました!」と声を揃えていました。次回はもっと小さい子どもたちも参加するかもしれないとのこと。実践を積めば積むほど課題は見えてきますが、新たなチャレンジへの意欲と期待も高まっています。
今日のプログラムは以下の通りです。
- はじめの挨拶
- 手遊び「はじまるよ はじまるよ」
- 紙芝居『ひーらいた ひーらいた』
- 手遊び「むすんでひらいて」
- 紙芝居『おおきく おおきく おおきくなあれ』
- 手遊び「とんとんとんとん クリスマス」
- 紙芝居『よいしょ よいしょ』
- 手遊び「しあわせなら 手をたたこう」
- おわりのあいさつ(園児の名前をひとりずつ聞いて、さようなら)
わたしのまなび
練習が数回しかできないという状態で、初めて紙芝居を披露しましたが、途中でセリフを間違えてしまっても、園児の子たちは集中して聴いてくれました。また、一番手で紙芝居を披露しましたが、「はじめます」というと園児たちがしっかりこちらを見てくれていた上に、隣の子に「しーっ」と声をかけあっていて、「この子たちは参加しようとしてくれている」ということが分かりました。少し緊張しましたが、楽しかったので次回のお楽しみ会も頑張りたいと思います。
(英語コミュニケーション学科 1年 Y.Y.)
今回、二回目の保育園の実演でした。一回目の時は様々な学びや、気付きがありましたが二回目も同様、様々なものを得ることができました。まず、紙芝居は演じる人の体が見えた方がいいということです。保育園では私たちのことを考えて横幅のある立派な演台を用意してくださっていました。しかし、その演台を使うと演じ手の下半身が完全に隠れてしまうことが分かりました。そこで急遽、机を重ねて高さを調整した演台を用意していただきました。これによって、紙芝居や手遊びというのは演じ手の全身が見えることにより、全身で表現できて温かい雰囲気を作りやすくなることが分かりました。また、私たちの全身が見えることによって、子どもたちにとって安心感も生まれるのではないかと思います。
そして今回の子どもたちの盛り上がりようは、大きなものでした。色んな子が喋ってくれて、一人ひとりに応答をしていたら「これ以上は進まなくなっちゃうな」と思ったシーンがいくつかありました。また子どもたちが一斉に喋り、自分の声を聞いてもらうために大きな声で皆が喋っていました。そこで静かにさせようと、次に進めるために自分も声を大きくしてなんとか場を変えようとしました。ですがそれは一向に効果がなかったように思います。むしろ、その行為は紙芝居の作品から大きく外れてしまう気がします。どうすれば紙芝居の世界から外れずにその場を収めることができるのか、それが今回生まれた課題です。これからの実演でそのやり方を模索したり、紙芝居の読み方の基本に戻ったりして考えてみたいと思います。
(国際社会学科 1年 Hanami O.)