KPKA 第5回 平和紙芝居勉強会(講師:松井エイコ先生)
2022年01月09日
11月5日(金)15:10~16:40 壁画家で紙芝居作家の松井エイコ先生をお迎えして平和紙芝居についての学習会をZoomで開催しました。参加者は学生6名と教員2名、そして多摩市立図書館の子ども読書支援課の方3名もお招きし、共に学ぶ仲間として集っていただきました。
以下のような内容で90分間の講座が進められました。
- 自己紹介(全員一言ずつ)
- 「紙芝居の基本のキ~特性と演じ方~」
松井エイコ先生のお話と紙芝居の実演 『がった~い』 - 『二度と』を日本語で演じる(学生1名が1人で担当)
- 全員が感想とコメントを短く発表
- 『二度と』を学生が2場面ずつ交代で演じる(抜き差しは須藤講師)
- 振り返り、感想や学びのシェア
わたしのまなび
KPKA活動、紙芝居「二度と」作者のエイコさんと交流ができ、とても素晴らしい時間を過ごせました。今回の交流では実際にエイコさんから紙芝居を読むときのポイントや、紙芝居について深く語ってもらい私自身の紙芝居に対する考えや、思いが変わりました。「作品を通して演じ手と観客がコミュニケーションをとることで共感が生み出される。」「共感が生み出されるためには皆がその作品に集中する必要がある。」このことを聞いて、私は作品に対しての考えや思いが大きく変わりました。
ただ読むだけではなく、まずその作品を自分自身のものにする。自分なりに解釈して、自分が感じたことをありのままに表現すればいい。そこには正解も不正解もなく自分の感性に従うことが大切なのです。私はこれから、演じ手と観客がその作品の世界に入り込んで、その作品の根底にあるものを皆で共有できるような紙芝居を演じていきたいと思います。
(国際社会学科 1年 Hanami O.)
今回はお忙しい中ありがとうございました。紙芝居の大切なポイントもわかり、特に私は、紙芝居を自分自身のものにできるように試行錯誤しながら見つけられるようにしていきたいと思いました。それから、まだ私は抜き差しを経験したことがないので、そちらもすることになったら、しっかり心を込めてやっていこうと思います。声も自分自身の声のなかで、高くしたり、低くしたりオーバーになりすぎないように気をつけながらも、聞き手が作品に集中し、内容がしっかり伝わるようにやっていきます。
私が気づいたこととしては、誰にこの作品を伝えるのか、読むのかによって言い方、声のトーンを変えることも大切なのかなと感じました。こうやって毎回毎回読むたびに新しい発見があり、自分もその上で成長していくと考えたら、楽しみです。今回は本当にありがとうございました。
(国際社会学科 1年 Haruna O.)
私は『二度と』の紙芝居で1場面と2場面を演じさせていただき、棒読みにならないように注意しながら読み上げました。そこで学んだことがあります。前日の練習で須藤先生が「始めの人の気持ちのこめ方で後の人たちの気持ちのこめ方も変わってくる」とアドバイスをいただいたことです。始めに暗い気持ちで、何も考えずに読んでいると確かに後に続く方もその気持ちに合わせてしまい、紙芝居作品が持つ本来の雰囲気が失われてしまうということを学びました。
さらにエイコさんとの学習会で気付いたことは、紙芝居には決められた読み方は特になく、自分なりの読み方でお話を進めて良いということです。エイコさんがコメントで「あなたらしい読み方でいいのよ」とお話されていました。このお言葉を耳にするまで、紙芝居や絵本などはその本のタイトルに合う読み方があるのだと勘違いしていました。しかし、自分なりの読み方でお話をすると気持ちもこめやすく、内容も理解しやすいのかな?と気づきました。
(英語コミュニケーション学科 1年 Y.Y.)