KPKA 3/27(日)一日3回のステージで地域デビューを果たしました!

2022年04月02日

3/27(日)、恵泉平和紙芝居研究会KPKA(くぷか)は多摩市内2か所の文化施設で3回のステージを務めました。午前は多摩市立唐木田図書館の児童コーナーで「とくべつお話会」を担当。午後はパルテノン多摩4階の「こどもひろばOLIVE」での2回のステージに出演。一日で130人以上のお客様と触れ合い、大きな拍手と笑顔をいただきました。
リニューアルオープンしたパルテノン多摩を視察中の多摩市長阿部裕行様は、KPKAのステージをご覧になり、「かなり練習しましたね。とても良かったです。これからも頑張ってください。」と激励くださいました。
地域デビューを果たした3月27日はKPKA(くぷか)にとって大きな前進の日となりました。多摩市立図書館、多摩市子ども家庭支援センター、シーズネットワークの方々をはじめ関係職員の皆様には、事前打ち合わせから本番終了まで、沢山のご配慮をいただきありがとうございました。東京Ⅱゾンタクラブ様には恵泉地域言語活動に対して年間を通した様々なご支援をいただき感謝申し上げます。
これからもKPKAは紙芝居による平和の大使としてグローカルな活動を重ね、いのち輝く笑顔の花畑を広げていきます。

【プログラム】

<唐木田図書館 児童図書コーナー>

「多摩市ほんともフェスタ とくべつお話会」

  • 『おおきくおおきくおおきくなあれ』脚本・絵 まついのりこ
  • 『いもころがし』脚本 川崎大治  絵 前川かずお
  • 『みんなで ぽん』脚本・絵 まついのりこ

<パルテノン多摩4階 こどもひろばOLIVE>

大人もこどもも楽しめる わくわく紙芝居シアター

1回目 14:30~15:00(幼児・児童向け)

  1. てあそび歌 「はじまるよはじまるよ」
  2. 紙芝居『おおきくおおきくおおきくなあれ』 脚本・絵 まついのりこ
  3. てあそび歌「とんとんとんとんひげじいさん」
  4. 紙芝居『おうさまさぶちゃん』 作・絵 馬場のぼる
  5. てあそび歌『グウチョキパーでなにつくろう』
  6. 紙芝居『みんなでぽん』脚本・絵 まついのりこ
  7. 歌「しあわせなら手をたたこう」

2回目 16:30~17:00(幼児・児童向け)
全体の流れは1回目と同じ。上記4の紙芝居『おおさま さぶちゃん』を『よいしょ よいしょ』(脚本・絵 まついのりこ)に変更。

2/21 パルテノン多摩での事前打ち合わせ
3/27 唐木田図書館 児童図書コーナー
3/27 パルテノン多摩での本番前に
3/27 大人も子どもも手遊びタイム♪
3/27 おとなも子どもも わくわく集中
3/27 阿部多摩市長様から「よかった!」

わたしのまなび

11時からの唐木田図書館では、子どもたちだけでなく図書館職員の方や先生方が見守ってくださり、穏やかで和やかな素敵な時間に感じました。そして、子どもたちがこちらの紙芝居に応えてくれることがとても嬉しく、ぜひ次はもっと良い紙芝居の会にしたいという気持ちが膨らみました。
また、午後のパルテノン多摩での2回の「わくわく紙芝居シアター」は忘れられない思い出になりました。こども広場OLIVEのスタッフの方々、多摩市役所職員の皆様、多摩市立図書館長様にも観ていただき、2回目のステージは多摩市長様まで私達KPKAの紙芝居を見てくだって、「とても良かったです」とお声をかけて頂きました。大人も子どもも楽しめる紙芝居を目指していた私にとって、それはこの上なく嬉しいお言葉でした。
演じる前はかなり緊張していて、進行が上手く出来るか、手遊びや紙芝居で失敗しないかなど、沢山のことを考えました。しかし、一旦紙芝居を演じ始めると、子どもたちが紙芝居に集中してくれている手ごたえがあり、自分自身も作品の中に引き込まれ、終わるのがあっという間に感じました。少しの戸惑いはありましたが、今の自分にとって最高のパフォーマンスが発揮できたと思います。
今後の目標は、様々な点から紙芝居活動の質を上げることです。そのために、たとえば手遊びや紙芝居のレパートリーを広げることや、子どもたちの年齢に合わせた作品選びにも力を入れたいです。そして、もっともっと子どもたちの思い出に残るような楽しい紙芝居の会を創って行きたいと思います。

(日本語日本文化学科2年 M.M.)

今日、不特定多数の方に向けて実演できる機会を頂き、そこで多くの経験や感じたこと、反省点を得ることができました。
唐木田図書館では、お客様との距離が近い状態で紙芝居を演じました。そこで分かったことは、このような小さな空間では、自分の創る世界が広い空間よりもより強く観客に伝わるということです。そして練習でできていたものが、本番では普段の十分の一にも満たなかったのではないかと思うほど、納得のいく演じ方ができず、自分の実力の限界をひしひしと感じました。その原因は、観客の方とのコミュニケーションをとることに意識が向かず、文を読む事に集中しすぎたためだと思います。「とにかく、読む!」という気持ちが先にたち、心にゆとりがなかったようです。また、手遊びがしっかりと覚えられているともっと良いのではとの助言を職員の方からいただき、「これからはペアとしっかり練習をし、万全な状態で本番に臨もう」と、次の課題をしっかりと心に刻むことができました。本番での実演は次に繋げられることが多くあります。本番だからこそ、自分の本当の実力を知ることができ、改善点と直面します。唐木田図書館では悔しい思いもしましたが、それが自分の実力の向上に繋がっていくことを感じ、とても意味のある経験ができた時間だったと思います。
午後のパルテノン多摩での実演では、私は心から楽しめたと自信をもって言えます!
それは、保育園での実演を何度か経験していて、大勢の子供たちの前で紙芝居を披露することに慣れていたからだと思います。今までやってきたことがしっかりと積み重なっているなと感じた瞬間でした。また、事前にペアと話し合い、どんな言葉でどう進行していくかを綿密に打ち合わせて準備万端で臨めたことも楽しめた要因だと思います。多くのおとなや子どもたちの前で演じ、みなさんが大きく反応してくれて楽しい時を共有することができました。紙芝居は観客の皆さんの反応を直に受けることができることも魅力の一つだと改めて感じています。
そして何より、私たちKPKA(クプカ)がパルテノン多摩で紙芝居を演じることができたのは、様々な人々が私たちの見えない場所で動いてくださったところにあります。本番を迎えるまでに、色々な方々と関わってきました。このイベントで人の協力のありがたさを感じました。私たちの活動を応援するために足を運んでくださった方もいて、心強く嬉しい気持ちでいっぱいでした。演じたのはKPKAである私たちですが、背景には多くの方々がいらっしゃるということを忘れないようにしたいです。
一日3回のステージを通して、自分が楽しむ余裕を持って紙芝居を演じることができると皆さんがより喜んでくださるとわかりました。そのためには、紙芝居の練習を重ね、経験を積んで場に慣れていくことが大事になってくるのだと思います。まずは自分が楽しむ。それが見る人に楽しんでもらう事への第一歩です。そういった紙芝居を演じていけるように、進歩していきたいです。

(国際社会学科1年 H.O.)