6/26(日)KPKA 多摩市こども被爆地派遣事前学習・説明会に参加
2022年10月30日
PKAにもいよいよ被爆地訪問の機会が訪れました。
KPKAメンバーは、「令和4年度多摩市こども被爆地派遣」に同行できることになり、その説明会に参加させていただきました。これは、8/5(金)から8/7(日)までの広島派遣に向けての事前学習第一回目です。
この日、6/26(日)は被爆地派遣員として選ばれた小・中・高・大学生や社会人の方、保護者の方、引率・指導の先生方、平和人権課の職員の方々など約30名が関戸公民館で一堂に会しました。最初に阿部市長のご挨拶と派遣員への任命式が行われました。その後、派遣事業の主旨と行程の説明、原爆の被害や体験に関する講話などが続き、「平和のバトンを次世代に手渡す」という派遣団の使命を確認し、共有する時間となりました。
KPKAのメンバーにとって初めての広島研修。しかも多摩市の皆様と行動を共にする2泊3日では大人としての参加意識が求められます。関係の方々との初顔合わせと団結式の場でもある学習会に加えていただけたことによって、KPKAメンバーも派遣団の一員としての自覚を新たに、心を引き締め意識を高めた、意義深い一日となりました。
わたしのまなび
多摩市こども被爆地派遣オリエンテーションに参加し、そこに関わる方々との交流で、自分が何を学ぶべきか、どういう姿勢でこのプログラムに参加するべきか明確になりました。実際に原爆を落とされた広島の地で、平和とは何なのか。そして、その平和を実現していくために私たちがするべきこと、できることを考えていきたいと思います。年の近い方々も一緒に参加します。彼らとは同じ場で共に学ぶ仲間です。若者同士ということもあり、私たちが下の代にどう平和というものを伝えていくのか、また平和について考えるマインドを持たせるためにはどうしたらいいかということを意識しながら、自分たちの意見を共有しあい、平和についてより考えを深めていきたいと思います。
(国際社会学科2年 O.H.)
今回参加したオリエンテーションでは、平和について、多摩市のこれからについて、平和人権課の職員の方や引率の先生方から直接お話をお伺いすることができて、とても良い学びとなった。
私が心に残った言葉は三つある。一つ目は、「次の五十年に、平和をどう伝えるか?」。二つ目は、「広島派遣を実りのあるものにすること」。そして三つ目は、「新しい経験を通して心に残るものを得る」である。どれも、私たち大学生の胸に深く刻まれ、多摩市と広島県を結んでいる言葉だとも思った。三日間の広島派遣は、長いようでとても短い。だからこそ、一日一日を大切にし、学びのあるものとしたい。平和の祈りを灯し、次世代へと受け継いでいく広島県へ訪問し、改めて平和の尊さを心に刻む、そんな体験になればと思う。
(英語コミュニケーション学科2年 W.S.)
私が多摩子ども被爆地派遣オリエンテーションに参加し学んだことは2点ある。
1点目は大人になり考え行動するということである。全体でのオリエンテーションを始める前に歴代派遣員の皆さん、多摩市役所の皆さん、先生方と事前打ち合わせを行った。そこで神山先生が「皆さんはただ広島で学習するだけではなく、大人の立場で行動してください」とおっしゃった。今まで校外学習等では自分のことで精いっぱいだったため、現地で学習をしながら現役派遣団の小学生、中学生の面倒を見ることは自分にできるのかと不安ではあるが、先生方や市役所の職員の皆さんの対応方法や声掛けなどをお手本にして行動したいと思う。
2点目は自分なりの感じ方、伝え方でいいということである。私に戦争の恐ろしさや平和の大切さを伝えることはできるのだろうかと不安だった。しかし、「難しく考えず、自分なりの感じ方と伝え方でいい」という言葉に救われた。それなら私にも、現地の風景の写真を撮るということ、風や川などの自然の音を感じ音楽で伝えることなどであればできそうだと思う。広島では自分の感性や五感でとらえたこと、学んだことを東京に持ち帰り、様々な人たちに共有していきたい。
(英語コミュニケーション学科2年 Y.Y.)