2/21 KPKA、KEES、恵話会の募金活動
恵泉女学園大学ゴールデンZクラブの書き損じハガキプロジェクト報告(その1)

2023年02月23日

今年で3年目となった恵泉女学園大学ゴールデンZクラブの書き損じハガキプロジェクト。2月21日(水)の午後、「開封、集計、郵便局への搬入までを一日で終わらせよう!」と大学の教室に集まったメンバー7人はやる気満々です。
恵泉女学園大学ゴールデンZクラブとは、女性の地位向上のための世界的組織「国際ゾンタ」に所属する「東京Ⅱゾンタクラブ」をスポンサーとして認証された、大学生による社会奉仕団体です。恵泉ゴールデンZクラブの構成メンバーは、3つの団体(KPKA、KEES、恵話会)のどれかに属し、普段は地域で絵本の読み聞かせや紙芝居、平和授業などの言語活動を行っています。
恵泉女学園大学ゴールデンZクラブは、今年もプラン・インターナショナル・ジャパンの「書き損じはがき・未使用はがきキャンペーン2023」に参加することを決め、昨年12月から、東京Ⅱゾンタクラブや多摩市役所、多摩市内の小中学校にも協力をお願いし、オリジナルポスターも掲示していただきました。

多摩市内小中学校の校長先生はじめ先生方、児童委員会や生徒会の皆さん、多摩市役所職員の方々のご協力によって、2月10日までに沢山のハガキが教育委員会窓口に届けられました。そのハガキをいただくために、恵泉ゴールデンZクラブ代表の2名は、2月21日午後1時に多摩市教育長室にお邪魔しました。千葉教育長先生と鈴木教育部長様から手渡された茶色の紙袋には1,415枚のハガキが入っていました。そのずっしりとした重さに、皆様から託された使命と責任を改めて感じながら、代表学生たちは一路大学へ。
大学に集まった7名は一枚一枚心をこめて数え、分類と確認に集中すること3時間。今年の合計枚数は、学内と全国から寄せられた2,396枚を合わせると合計3,811枚となりました。それらを大事に3つの紙袋に入れて、みんなでスクールバスに乗り、夕方5時には無事に多摩郵便局に搬入することができました。メンバーが掲げた「開封、集計、搬入を一日で!」の目標通りに作業が進んだのも、対面になって活動頻度も増え、協働の喜びを分かち合える日々が戻ってきたお陰です。
寄付金額の算出までには1週間ほどかかる見込みです。寄付先と寄付金額は、改めてご報告いたします。
今年も恵泉女学園大学ゴールデンZクラブの書き損じハガキプロジェクトにご賛同、ご協力いただきました皆様に、取り急ぎご報告とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

今回は多摩市内の校長先生方を通して小・中学校の児童生徒の皆さんにもお声掛けしていただいたおかげで、市内の皆様から昨年以上の沢山のハガキを受け取ることができたこと、本当に嬉しく思います。今年は千葉教育長先生に「微力だけど無力じゃない」を学ぶ良い機会ですね、とのお言葉とともに、活動を「価値づける」ことの大切さを教えていただきました。鈴木部長様には、学校向けにポスターを作成することの意味など、他の人に共感してもらうための基本の手続きなどを教えていただきました。ポスター作成には美大の友人にも手伝ってもらい、1月の掲示に間に合うように完成できたときは、とてもほっとしたことを覚えています。
ここで達成感に浸ることなく、改めてこの書き損じハガキプロジェクトという活動を何の為に、どういう思いで行っているかという点を見つめ直し、責任をもって最後まで走り抜きたいです。

(日本語日本文化学科3年 M.M)

大学での仕分け作業を行う前に、私は千葉教育長先生と鈴木部長様にお会いするため教育委員会事務所に伺いました。大切な葉書を受け取り、仕分け、寄付するという責任ある作業を考えると、お会いする前から緊張が止まらず、お話させていただいた時も声が上ずってしまい、うまく話すことができませんでした。しかし、貴重なお話を伺い、これはただのボランティアではなく責任重大な仕事であり、葉書を送ってくださった多くの方々への感謝を忘れてはならない『信頼』の作業なのだ、と改めて身が引き締まりました。千葉教育長先生、鈴木部長様、お忙しい中お時間をいただき貴重なお話を有難うございました。

(英語コミュニケーション学科2年 Y.Y)

今回の書き損じハガキ集計作業では、みんなが積極的に動いて、役割の分担や協力ができて、とても作業が順調だった。ゾンタ室に届いたハガキの量に圧倒されたが、送ってくださった方の住所を見ると、山梨県や大阪府など、全国各地から届いていてることを知った。それを見て、みなさんが私たちの活動に賛同し、発展途上国の女性のために力になりたいという思いを一つにしているのだ、と強く感じた。
集まったハガキがお金になり、それが遠くの国で少しでも生活の助けになることを願いながら作業をした。そして、今日は、私たちの合言葉である「微力だけど無力じゃない」を実感する一日となった。

(英語コミュニケーション学科2年 S.W)

東京都はもちろん、福島県など遠いところから書き損じはがきを送ってくださる方がいたり、多摩市内の小中学校や市役所の方々など地域の寄付もあったりと、沢山の方が今回の書き損じはがきの活動に協力してくれた事に感動を覚えた。
はがきの集計が終わり、自分が気になる分野や関心を集めている寄付先を決め、メンバー同士で議論を交わした。その際に同じ大学に通っていて同じ活動をしていても全員が同じ思いを抱えている訳では無いし、一人ひとり関心が違うことに改めて気づいた。一人ひとりの意見に共感し、全ての寄付先にお金を送りたという思いを持った。しかし、書き損じはがきを集めてくれた小中学校の児童生徒の皆さんの意志を受け継ぐ形で、今年は貧困や飢餓に苦しんでいる子どもたちへ寄付することに決めた。
書き損じハガキプロジェクトがなかったら、私にとって書き損じたハガキはただのゴミになっていたかもしれないし、寄付活動の存在も知らなかったかもしれない。今回の活動は自分の視野が広くなり、世界や子どもたちのために私が出来ることが増えたと思う、良い経験となった。

(国際社会学科1年 M.K)

今回、大学で初めてボランティア活動を行いました。このボランティアを通して誰かのために役に立てたことをとても嬉しく思います。そして、この書き損じハガキの活動は私にとって良い経験となりました。今後もボランティア活動を通して、誰かの役に立てる機会を増やしていきたいと思います。

(英語コミュニケーション学科1年 M.K)

私はこの取り組みに参加して初めて未使用の官製ハガキが、世界の貧困な状況にある子どもを救う資源であると知った。認知度が決して高くはないこの情報をより多くの人に広めることが今後の私の役目であると感じた。世界には各地で異なる内容の貧困問題があり、寄付先を決める話し合いの時は、世界の子どもたちのことを考えると難しくて、胸がいっぱいになった。

(社会園芸学科1年 S.A)

書き損じハガキを集めて途上国の女性や子どもたちのために送る活動は知っていたが、参加するのは今回が初めてだった。私は開封と分類を担当した。はがきは全国から送られてきていた。私は1枚1枚責任をもって数えた。寄付先も皆んなで話し合って決めた。
私の夢は、遠くの国で苦しんでいる人や困っている人に、少しでも笑顔になれるような支援をすることだ。今日の集計作業に参加して、私は「夢に一歩近づいた」と感じた。

(国際社会学科1年 R.A)