梅雨のこの季節は多摩キャンパスの緑がいっそうみずみずしく、構内を散策する楽しみが増します。
先週の水曜日の昼休み。ある棟内を歩いていると、大教室から一人の教員の声がマイクを通して廊下まで流れてきました。昼休みというのに教室は満杯。私語一つなく学生は黙々とペンを走らせています。「就職筆記試験対策連続講座」でした。
2016年06月20日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
梅雨のこの季節は多摩キャンパスの緑がいっそうみずみずしく、構内を散策する楽しみが増します。
先週の水曜日の昼休み。ある棟内を歩いていると、大教室から一人の教員の声がマイクを通して廊下まで流れてきました。昼休みというのに教室は満杯。私語一つなく学生は黙々とペンを走らせています。「就職筆記試験対策連続講座」でした。
その日は順列・組み合わせがテーマ。nPrやnCrの数式がホワイトボードに並んでいます。
担当教員は就職委員長。通常の授業をこなしながら企業訪問なども精力的にこなしてくれている先生です。「お疲れ様です。大変ですね」と声をかけたら、「いえ。これ、僕の趣味ですから。楽しんでいます」とのことでした。
彼の専門は園芸で花卉の栽培です。SPIの出題文も「ペチュニア、サルビア、ベゴニア、ジニアが10株ずつ入っているコンテナから・・・」と、お花の名前で彩られていました。
嬉々とした講義ぶりを写真に収めたくて、思わずシャッターを押しました。先生の姿は遠い点になっていますが、学生たちの真剣な受講ぶりが後ろ姿から伝わってきます。
また毎木曜日は、学長室に嬉しい訪問客があります。Keisen CSA(Keisen Community Supported Agriculture)の学生が、恵泉の教育農場でとれた有機野菜を届けてくれるのです。毎回、手書きで畑の様子や届けてくれる野菜の説明とレシピがついているのも楽しみです。そのいくつかをご紹介しましょう。
先週の木曜日に届いた野菜とお花、そして届けてくれた学生の写真です。
どうぞご覧ください。
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