7月・8月の学生たち
2017年08月28日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
授業が終わると、約2か月間の夏休みの始まりです。
この間、学生たちは外でいろいろと活躍していることでしょう。
今回はこの2か月の学生たちの様子をお伝えいたします。
夏期休暇前に「学長カフェ」でお菓子と共に
最初は「学長カフェ」です。
教員の楽しみは何と言っても授業等での学生とのふれあいですが、学長になってからはその機会も随分と限られてしまっています。そんな私を気遣って職員の人が「学長カフェ」の開設を企画してくれました。"学長室でお菓子を食べながら学長と語り合いませんか"という素敵なポスターも作ってくれたおかげで、たくさんの学生が学長室を訪れてくれました。
この日はたまたま全員が2年生でした。大学での生活も一通り経験して落ち着く一方、就活はまだ先。「大学の勉強は楽しい」「部活が忙しい」と学生生活を満喫している初々しさいっぱいでした。
日頃の有機園芸の実践を東京フォーラムで
二つ目は7月28日~30日に東京フォーラムで開催されたオーガニックライフスタイルexpo2017への参加です。今、オーガニックは日本で大きな関心が寄せられていますが、この日の会場もたくさんの出展と訪れた人々で大変なにぎわいでした。
セミナールームでは、「キッチンガーデンでひろがる新しい農的暮らし」と題して、本学の澤登早苗先生(社会園芸学科)と在来種・固定種を守る活動を続けているジョン・ムーア氏の講演が行われました。また、ジョン・ムーア氏がプロデュースしたキッチンガーデンテーマブースに、恵泉の学生たちがタネから育てたプランターを出展する形で参加し、ライフガーデニングコンテストが行われ、優秀作品が表彰されました。「Seeds of Life キッチンガーデンアワード」と名付けられた授賞式で、会場いっぱいの参加者に拍手を贈られて、華やかな笑顔いっぱいの学生たちと作品の一部をご覧ください。
地域の方々に交じって「子育て支援員」認定を取得
次は、「子育て支援員」の資格取得です。2015年にスタートした国の「子ども・子育て支援新制度」と共に、地域の子育て支援に携わる人材養成として厚生労働省が開始した認定資格ですが、もともとは2005年からNPO法人あい・ぽーとステーションが実施してきた「子育て・家族支援者」養成講座が発展したものです。これまでも恵泉の学生はこの資格を取得して港区の子育てひろば等で一時保育や子育て支援活動に携わってきていましたが、2015年から国基準の認定資格となって全国どこでも活躍できることになりました。今回は社会園芸学科4年生の木村舞さんが取得しました。木村さんは発達支援関係の職場に就職が内定しています。この講座での学びが就活にも大きく影響したとのことです。
講座は毎週金曜日、3か月間にわたって90分の座学を30コマと地域の保育施設等での実習をこなすハードスケジュールでしたが、よく頑張りました。
写真は地域の社会人110名近くと共に認定を受けた晴れやかな笑顔です。
世界各地へはばたく学生たちも
この季節はヨーロッパやアジア各地に短期・長期留学に飛び立つ学生も少なくありません。
「本日出発の〇〇研修は学生□名が無事、△△時すぎに出国手続きを終え、××へ出発いたしました。旅程の無事をお祈りください」というメールが教務課から刻々と入ります。
以上、夏期休暇中の学生たちの活動のほんの一部のご紹介です。
海外に旅発つ学生たちの無事と実り多い研修であることを、また国内の各地でさまざまに活躍している学生たちの夏期休暇が楽しく充実したものであることを心から祈っております。