多摩キャンパスを彩るアートな教職員たち
2017年09月18日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
陽射しの中にも秋の気配が感じられるようになった先週の日曜日(9月10日)、副学長(教務委員長)の岩村太郎先生に誘われて、杉並公会堂大ホールで催されたアマデウス・ソサエティー管弦楽団第49回演奏会に行ってきました。
岩村先生が誘ってくださったのは、本学教務課職員の方がこの楽団の団員でヴィオラ奏者として出演されたからです。
演目は
・リスト:交響詩「前奏曲」
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
・シベリウス:交響曲第1番
アンコール曲は
・シベリウス:カレリア組曲
岩村先生いわく、"クラッシックは生で聴くのが一番!"
本当にその通りでした。迫力あふれた見事な演奏に、時の経つのも忘れるほど心躍るひとときを堪能させていただきました。
その岩村先生はサックスの名手です。モダンジャズのジャンルで、本格的なアルトサックスを吹きます。チャペルの感話ではあまりお話をされずに、むしろサックスを吹くこともしばしば。今春の同窓会総会ホームカミングデーでは、ジャズシンガーの飯田さつきさんをお迎えしたコンサートが開かれましたが(@経堂キャンパスのグレイス・ホール)、飛び入りで参加して「枯葉」を披露。大学からのサプライズ・ゲストとして、拍手喝采でした。
このほかにも多摩キャンパスには多彩なタレントの持ち主がたくさんいます。
以前、このブログで紹介いたしましたが、岩佐玲子先生(教職課程)はボーカル&ギターとして、各地でコンサート活動をしていらっしゃいます。
チャペルに素敵な歌声と笑顔が
また澤登早苗先生(社会園芸学科:有機農業学)は生田流箏曲 宮城会教師の資格をお持ちです。
さらに教職員からなる「天使隊」という聖歌隊も。花の日礼拝やクリスマス礼拝の時に、チャペルで素敵な歌声を聞かせてくれています。
授業や研究、事務の仕事などで忙しいことと思いますが、そのような中でも音楽を愛し、学内外で活躍している教職員たちです。
恵泉女学園大学は「聖書」「園芸」「国際」を学びの柱としていますが、そこに通底して求めているものは人としての知性・品性でもあると私は考えています。
ここに紹介した事例はほんの一部ですが、こうした教職員の芸術に親しみ愛する心も恵泉の学びの柱を豊かなものとし、学生への指導や支援に恵泉ならではのものを伝えているのではないかと、芸術の秋を迎えて改めて思う今日この頃です。