新入生・編入生フェロシップ報告
2018年04月16日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
春休みでしばらく静まっていたキャンパスも、新入生を迎え、在学生も戻ってきて、一気に賑やかに華やいでいます。
4月第1週は新年度のガイダンス週間でしたが、ここでは入学式の翌日(4月3日)に行われた「新入生・編入生フェロシップ」についてご報告いたします。
当日のプログラム
- 開会の言葉 藤田智先生
- 恵泉へようこそ① 学生委員長 漆畑智靖先生
- 恵泉へようこそ② 各学科の先輩学生から
- 恵泉ではどのように勉強するのですか? 教務委員長 岩村太郎先生
- 学年担任紹介 岩佐玲子先生 水上晃実先生 関本恵美子先生 谷口稔先生
- 信和会について 信和会会長 西村紗奈さん
- 学科別に移動
そもそもフェロシップとは?
フェロシップとは仲間であること、仲間としての連帯感という意味ですが、漆畑先生から次のようなメッセージが贈られました。
仲間といっても新入生だけではありません。編入生もいますし、上級生、教職員も皆さんの仲間です。学園が創立された1929年以来、この学園を巣立った大勢のOGも、また皆さんの仲間なのです。
続いて、各学科の先輩学生たちから「ようこそ恵泉へ」
日本語日本文化学科3年:嶋中あゆりさん
入学当初は日本文化について知りたいという漠然とした思いでしたが、古典作品や絵巻、文学作品などの講義を受けて、自分が何を研究したいのか、考えを固めることができました。大学には入学したときに学びたいと思っていたものよりもずっと興味惹かれるものが見つかるチャンスがたくさん潜んでいます。恵泉でご自分の可能性を拓いてください。そのために、どんなことでも先生に聞いていい。恵泉の先生はとてもフレンドリーで、学生の声に耳を傾けてくれます。そして、大学生活を送る上でかけがえのない友人を大切に。私も友人がいたから乗り越えられたこともたくさんありました。大学生になったばかりで、心の余裕もないかもしれませんが、私が話したことの中で、一つでも皆さんの力になれることがあったら嬉しいです。
英語コミュニケーション学科3年:杦山美稀さん
高校までは英語が話せなかったのに、今は自信をもって「日常会話はできます」と言えます。入学してからカナダ・オーストラリア・イギリスと、3回の海外プログラムに参加したことが大きかった。でも、それだけではありません。恵泉には日常的に英語を使える機会がたくさんあります。恵泉の先生方はいつも私たちを用いてくださいとおっしゃってくださいます。このキャンパスは私たちの成長のためのバッククアップが万全です。たとえ失敗しても、周りが応援してくれます。何事もまっすぐに全力でぶつかってください。
国際社会学科4年:清水かれんさん
高校時代はダンスに熱中。大学で何をやりたいのか、あまりわかっていなかった。1年生の終わりに英語研修で行ったフィリピンでカルチャーショックを受け、国際協力の専門家でNGOで活躍している高橋清貴先生のゼミを選びました。2年生の時に10大学合同セミナーというインカレに所属して難民問題について学び、その後、タイの長期フィールドスタディに参加。少数山岳民族(カレン民族)のノンフォーマル教育活動をテーマに調査・論文を書いています。大学では自分がやりたいことは何かをいつも考え、アンテナをはって発信することが大切。やりたいと思ったことはとにかく挑戦して。恵泉はそれをサポートしてくれる大学です。
社会園芸学科3年:伊藤皐さん
園芸に興味があって恵泉に入学。今はお花について専門的に学んでみたいと思って花栽培の専門家の樋口幸男先生のゼミに所属して、自分が決めたテーマにそって調べ、まとめ、発表することを繰り返しています。でも、社会園芸学科の学生だからといって園芸しか学べないわけではありません。恵泉では所属する学科の学びに加えて、国際交流やボランティアなどのさまざまなプログラムがあります。どれも大学生のうちに体験しておくといいものばかりです。私も中国語学文化研修で協定校の上海杉達学院大学に留学したり、恵泉祭の実行委員を務めたりしました。皆さんもいろいろなプログラムに挑戦してください。応援しています。
新入生がこうした先輩たちの仲間に加わって、恵泉で楽しく実り多い学生生活を送ることを願っています。そのために、学年担任会の先生方もさまざまな企画をお持ちですが、これについてはまた別の機会のご報告といたします。
この全体会の後、各学科に分かれて、それぞれに趣向を凝らしたガイダンス&昼食会を楽しみました。