クリスマスの日に
2018年12月24日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
今日はクリスマス・イブ! 11月28日の点火式(*)の日に灯されたキャンパスのクリスマスツリーを見つめながらアドベントのときを重ねてこの日を迎えられたことに、感謝いたします。
そして、待ちに待ったクリスマス賛美礼拝が12月19日の夕刻からチャペルで行われました。
「クリスマス~ともに生きるために~」と題し、聖書朗読、聖歌隊と天使隊(教職員有志)、ハンドベルクワイア、オルガン奏者による賛美、そして、クリスマス劇(学生と教職員有志)等々、心のこもった賛美・演奏・演技が繰り広げられました。チャペルに集った人々と共に、クリスマスの意味を考えつつ、礼拝を通してさまざまな違いがあるからこそ豊かな繋がりが育まれていくということを実感し、それぞれの違いを受け入れ合い、「ともに生きていこう」と心新たにした豊かなひとときとなりました。
この日、もう一つ、嬉しい行事がありました。先般、10月20日に韓国梨花女子大総長ご一行をお迎えして、両大学間の協定締結とその記念シンポジウム「恵泉×梨花 女性活躍の時代の新しいリーダーシップとは」を開催したことは既にご報告した通りです(*)。
その協定具体化の打ち合わせのために、崔慧媛(チェ・ヘウォン)梨花女子大教養学部長と金惠怜(キム・ヘリョン)准教授が本学をご訪問くださいました。梨花女子大の教養学部は、2000余名の新入生が「哲学」「歴史」「人間学」「梨花の歴史を踏まえた自校教育」を1年次に学ぶプログラムを所持している、日本の学制でいうと単科大学に相当するところで、学部長の崔氏は学長に相当する要職の方です。また、金准教授はその中で「分かち合いリーダープログラム」の担当責任者です。
来年からいよいよ学生の学びの交換等が始まる予定です。
このことを記念して「梨の木」の植樹祭を行いました。
クリスマスの喜びを賛美礼拝の中で学生・教職員、参加者一同で分かち合った同じ日に、本学の「生涯就業力」と梨花女子大の「分かち合いリーダー」が互いに確かな実りを求める道が開かれたことを感謝と共にご報告いたします。
なお、クリスマス賛美礼拝の中で参加者の皆で献金もいたしました。礼拝の中の献金は神様からいただいた恵みと喜びを周囲の方々と分かち合い、自分が他の方のために心を傾け、時間を使わせていただく行為の象徴です。
今年の献金先は次の所です。
今年は例年にも増して多くの災害に見舞われた年でした。被災された方々をはじめとして、多くの哀しみと痛みに祈りを合わせて、これらの施設・団体に献金をお送りさせていただきます。
大学はこの一年、たくさんの方々の祈りとお励ましに支えていただきました。
深く感謝申し上げます。
今年の「学長の部屋」は本日で最後とさせていただきます。
皆様、どうぞ豊かなクリスマスを、そして、良いお年をお迎えください。
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