多摩市6大学オリ・パラ連携協定について

2019年02月04日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

先週の1月29日(火)、多摩市役所にて「東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取組に関する市内6大学との連携協定」調印式が行われました。

東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、市内の大学と連携・協力することで、学生をはじめ、多くの市民が東京2020オリンピック・パラリンピックに関わり、楽しみ、心に刻み、将来につながる価値ある「レガシー」を創出できるよう気運を醸成し、地域の応援体制を整えることを目的に協定を締結するものです(多摩市提供資料より)。

当日は阿部裕行多摩市長と市内6大学(大妻女子大学、恵泉女学園大学、多摩大学、国士舘大学、桜美林大学、東京医療学院大学)の学長・副学長が出席いたしました。本学からは岩村太郎副学長と漆畑智靖学長特別補佐が出席いたしました。

東京2020オリンピック・パラリンピックに寄せて

岩村太郎副学長

"トオ―キョウ!"で始まった2020の「オリ・パラ」の実現に本学として何かできることは光栄なことです。クーベルタン男爵の理想と努力に思いを致し、喜んでその一端を担いたく存じます。学生達にとってはonce in my life という言葉が当てはまる大きなイベントとなることでしょう。本学の学生に「2020オリ・パラ参加」という心の小部屋を贈りたい。一生消えない、そして4年ごとにひょっと顔を出す小部屋になることでしょう。

漆畑智靖学長特別補佐

東京2020オリンピックで行われる自転車のロードレース(男子7月25日、女子7月26日)のコースが多摩市内を通過しますが、恵泉女学園大学の前を走る南多摩尾根幹線道路もそのコースとなります。ロードレースの本番では多摩市民に交じり、多くの恵泉生がコースサポーターとして活動することになるでしょう。また、2020年までの期間には本学を含む6大学と学生、多摩市がオリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成のイベントを企画・実施していくことになります。大変貴重な機会ですので、学生には積極的に地域のために活動し社会経験を積んでもらいたいと思っています。

このたびの大学連携協定で、多摩市・大学間それぞれの御縁が強く結ばれ、共に新たな多摩地域を作り上げていく歩みに関わらせていただけることは大きな喜びです。
本学は現在、「生涯就業力を磨く」という基本方針を掲げています。「生涯就業力」とは、社会の変動の中、厳しい岐路に立つことがあったとしても、生涯にわたって自分らしく生きる目標を忘れず、身近な大切な人、地域・社会のために尽くして生き続ける力です。この基本方針のもと、21世紀を生きる女性たちが、社会に貢献するため今何を学ぶべきか、地域とどのように関わることが望まれているか、教職員一丸となって追究しているところです。オリンピック・パラリンピックが本学の女子学生たちにとってもかけがえのない思い出と経験値となり、「生涯就業力」の可能性を大きく広げるチャンスとなることを願っております。