ゴールデンウィークを迎えた多摩キャンパスの風景

2019年05月06日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

今年のゴールデンウィークは10連休。多摩キャンパスもゴールデンウィーク中は全学、休みに入っています。きっと人影もなく、ひっそりと静まる中、草花や木々が初夏の風に揺られて美しさを増していることでしょう。
今日はゴールデンウィークに入る直前に撮影したキャンパスの様子をお届けいたします。拙い写真ですが、ご一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

まず、学生たちが愛している「メインガーデン」とその周辺の草花です。

チャペル近くの木々の緑陰もさわやかです。明日からまた学生たちがこの椅子に憩う姿が見られることでしょう。

エントランスの周辺と三日月花壇です。

こちらはエントランス脇に置かれている東北復興交流事業「忘れな草プロジェクト」で福島県立農業高校から送られた忘れな草を植えた鉢です。 "被災地でできること、東京でできること、それぞれが力を合わせて復興への道を歩む"と記されています。

最後はエントランスを入った所。この春に、河井道先生のお写真の側に「ひかりよ」の額縁が設置されました。
「ひかりよ」は、卒業式の最後に、学灯ゆずりを受けて、手にろうそくの明かりをともしながら退場する学生を見送るときに歌われる歌です。
"英文による原詩から河井道先生が翻訳されたもので、史料室では長いこと、その原詩を探し続けていたところ、日本Y.W.C.Aの歌集(1925年発行)に掲載されていたことがわかった。残念ながら作者名と作られた年代は不明」(史料室だより」第10号2004年11月3日発行)"とのことです。
恵泉スピリットが感じられる大切な歌「ひかりよ」の歌詞を、書道家:二見紘子先生(高校13回)がしたためてくださいました。

『ひかりよ 河井道 訳詩』
光よ やみを去らせ ま昼のうちにすませ給へ
真よ わが目をあけ 清き道を しめし給へ
栄よ ながよろこび 賤が身にも うつしたまへ
命よ 世をきよめて 汝がものとぞ なさせ給へ
ああ愛よ 吾が身をすて 友のために 生かしたまへ (文字遣いは原書のまま)