学生からの贈りもの~一技講座受講生の作品~
2019年07月15日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
今年は梅雨前線の停滞が長引くようです。7月半ばでも雨模様の肌寒い日が続いていますが、今日はそんなうっとうしさを吹き飛ばしてくれるものをご覧いただけたらと思います。
これは、先日、ご報告した「生涯就業力STEP」科目の中の一技講座で、『写真の撮り方・撮られ方』を受講した学生たちの作品です。
講師のアートスタジオスズキの鈴木徹さんが、"学長にプレゼントする写真を撮ろう"と投げかけてくださったことに応えて、学生たちが撮影した作品です。
学長室が一気に明るくなりました。
鈴木さんは大学専属のカメラマンです。入学式・卒業式やスプリングフォーラム、恵泉祭をはじめとして、大学の大切な行事・イベントの写真はすべて鈴木さんに撮影していただいています。「鈴木さんは多摩キャンパスのすみずみまで、そして私たち学生のこともとてもよく知っていてくださっている......」と、学生たちから絶大な信頼を寄せられている方です。
この「学長の部屋」の写真でも度々お世話になっています(ただし、下手な写真は私がスマホで撮ったものですが)。
さて、その鈴木さんに2回にわたって担当していただいた一技講義のポイントを伺いました。
前半 「写真の撮られ方」
- 胸を張って姿勢を正しく、健康的に
- 体の向きを少し斜めにしてスマートに
- 成人式近くの学生に役立つように、着物での姿勢も紹介
- 自分の利き顔を確認して、イメージアップ
後半 「写真の撮り方」
- 基本の構図を紹介して、バランスの良い写真でスキルアップに挑戦
- スマホのグリッド(マス目)を活用して、バランスをとる方法を学ぶ
- 撮影で最も大切なことは「感じたときに撮る」こと
カワイイ、キレイ、美味しそう、面白い・・・。
そう感じることが見た人にも伝わりやすい - 1枚撮った後にもう一度撮れる状況の時は、写真を見直してより良い構図を探してみる。これを繰り返すと、初めのショットから上手に撮れるようになる
鈴木さんが用意してくださったコモノ、ケーキ、おもちゃなどを題材に、学生一人ひとりが自由に、思うままに撮影した作品の一部をご覧ください。
ケーキのコーナーは、白のバックペーパーを引きライティングをして擬似撮影現場を体験したとのことです。
鈴木さんは "同じ素材での撮影でしたが、いろいろな構図で撮影されていて、学生それぞれの「個性」が感じられた"とおっしゃっておられました。
なお、前後しますが、前半の授業のテーマは「わたしの時間」。ここで提出された作品から鈴木さんは"学生たちが今、好きなこと、興味を持っていることがよく分かり、「青春」を感じた"とのことでした。「わたしの時間」の学生たちの作品は以下の通りです。
なお、2回の授業当日は受講者が多かったため、後日、メールで写真の一つひとつに丁寧なアドバイスを書いて返信をしてくださいました。全部で69通のメールのやりとりに頭が下がります。
本当に有難うございました。