恵泉女学園大学ゴールデンZクラブ 書き損じはがきプロジェクト活動報告

2021年04月26日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

本年はじめのこのブログで「書き損じ・未使用はがきキャンペーン」に向けた学生たちの活動をご紹介し、ご協力の呼びかけをさせていただきました。
コロナ禍の収束がなかなか見えない中、その後の展開が案じられていたところですが、嬉しい報告が届きました。

~書き損じはがきプロジェクトついに集計が終わりました~ ありがとうございました!!

2021年4月9日ついに書き損じはがきの集計、換金が終わり、無事に公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンに寄付することができました。書き損じはがきキャンペーンにご参加いただいた、在学生、卒業生、職員の方々と先生方、そして東京IIゾンタクラブの皆様と全国の皆様、本当にありがとうございました。

  

コロナウイルスの感染拡大によって私達の本来の活動である絵本や紙芝居の読み聞かせが思うようにできていませんでした。そのような状況下でも、何か活動を行いたいと思い公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン主催の書き損じはがきキャンペーンに参加しました。

 

書き損じはがきの募集が始まるとすぐに全国から沢山のはがき、切手が集まりました。頂いたはがきには、私たちの活動を応援してくださる、励ましのメッセージなどが入っていて、とても勇気づけられました。一方で、コロナウイルス感染症拡大の影響で予定通りに活動ができず、メンバーが集まっての集計活動がなかなか行えず、ゴールの見えない日々が続きました。4月になり学校で対面授業も開始されることになり、やっと私たちも集計ができました。合計で4423枚のはがき、194枚の切手を金額ごとに仕分けるのは、根気のいる作業でしたが、みんなで力を合わせ全集中の呼吸で行いました。その後、郵便局でレターパックライト、プラス各266枚ずつ、57円分の切手に変えて、金券ショップで194,237円を寄付金にすることができました。

 

また、大量のはがきを目にして、コロナ禍で人と人との距離は離れていても、みんなの平和への想いは密のままだと感じました。
今回は、学生全体を巻き込んでの活動は難しかったので、次回こそは、大学をあげての活動にしたいと思っています。そして、この活動を通して今後も、世界の女性や子どもたちの状況に目を向けていきたいと思います。みなさまご協力ありがとうございました。

この活動を見守り支援をしてくださっていた岩佐玲子先生(教育学)から次のようなメッセージも届きました。

コロナ禍で学生が集まれず、集計作業がストップしたままとなっておりましたが、4月6日に代表の高崎さんの声掛けで6名の学生が集まり、一気に整理、集計ができ、おかげさまで、本日4/9金曜日夕方、換金と振り込みをようやく完了させることができました。大量の封書の開封、はがきの集計、仕分け、運搬、そしてそれをレターパックに変えて、金券ショップに運搬し、換金するという、はじめての作業は、関わった学生達にとって新しい経験となり、様々な学びと達成感、成長感につながったようでした。 はがきを送ってくださった方の中には「学長の部屋」の読者の方や中高の卒業生の方も含まれていまして、学生への励ましのメッセージを添えてくださった方がほとんどでした。郵便物の受け取り等にお力添えいただいた事務所の皆様や講師控室に置いた箱にはがきを入れてくださった先生方や職員の方々にもご報告とお礼を一言申し上げたいと存じます。

コロナ禍でどうしても私たちの心が内向きになりがちな昨今ですが、学生たちがこのように社会に向けて心を開き、人と人との絆の大切さを実感する活動ができたことを、とても嬉しく思います。これも岩佐先生が言われるように、たくさんの方々のお力添えとお見守りのお陰です。心からの感謝をもって、ご報告とさせていただきます。