東京純心女子高等学校と協定締結のご報告
2022年02月21日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
先週、東京純心女子高等学校の皆様が来校され、本学との協定を結びましたので、ご報告いたします。
東京純心女子学園は1934年に純心聖母会長崎としてスタートし、1936年に長崎に純心高等女学校、1941年に鹿児島純心高等学校、1964年に八王子に東京純心女子高等学校を設立された女子教育一筋の学園です。
学園創立者江角先生ご自身が長崎で被爆されたご経験から、平和の学び(長崎訪問も)と労作(農作業など)を少人数教育の中で重視されています。そして、建学の精神を「聖母マリアのように神様にも人にも喜ばれる、清く、賢く、優しい女性を育てる」ことにおいておられ、(1)平和を希求し、未来に貢献できる人(2)誠実に考え、語り、行動できる人(3)他者のこころに寄り添うことができる人の育成を教育方針とされています。
こうしたことから、かねてより恵泉女学園大学の教育に関心と共感をお寄せいただいておりましたが、わけても卒業生の方々が本学に入学されてから、すばらしい成長をしていることに心をとめてくださり、本学との協定を望んでくださったことから、この度の協定締結となりました。
当日は、東京純心女子高等学校から松下みどり校長先生はじめ、校長補佐(森山敏久先生)・教頭(八嶋政明先生)・進路部部長(中村剛先生)が多摩キャンパスをお訪ねくださいました。
本学からは漆畑智靖先生(アドミッションセンタ―長)・藤田智先生(就職委員長)・舘野英樹事務局長・長尾恵子学長室員でお迎えし、調印式を執り行いました。
調印式の後は、農場見学と園芸について(菊地牧恵先生)、キリスト教センターについて(宇野みどり先生・関本恵美子先生)、国際プログラムについて(高橋清貴先生・常葉美穂先生)、それぞれキャンパスをご案内しながらご説明を差し上げました。
河井道先生が恵泉女学園を始められた時期や女子教育にかける祈りと願いと純心女子学園の歴史と教育理念とは共通点も多く、初対面とは思えないほどに心が豊かに通い合うひと時に恵まれましたことを深く感謝したいと思います。
東京純心女子高等学校からは前記の通り、すでに卒業生の方々をお迎えしておりますが、これからはさらに両校の生徒学生が、そして、教職員が豊かに交流できることを願っております。
*写真撮影の時のみマスクを外しました