図書館に「恵泉本」特設コーナーが設けられています
2022年05月30日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
春学期が始まって2か月近くになります。コロナ禍の制約は依然として続いていますが、授業をはじめとしたさまざまな活動もほぼ従来の形を取り戻す方向で慎重に進めているところです。
学生たちも落ち着いてキャンパスライフを楽しんでいる様子が見られていますが、そうしたキャンパスの施設の中で図書館は、学生が自主的に知を紡ぐ大切な場所です。
本学の図書館が学生のためにさまざまな工夫をこらしている様子については、これまでも本ブログで幾度かご紹介してまいりました。
本日は本学の教育の特色にフォーカスした3つの企画についてご報告させていただきます。
第1は、学園創立者河井道先生ゆかりの本についてのコーナー
第2は、本学が今、力を注いでいるSDGsに関連したコーナー
第3は、恵泉の教員の著書を陳列したコーナーです。
こうした企画は、学生たちが自身の学び舎のルーツを知ると共に愛着を育むことにつながることでしょう。それぞれ下記の写真でご覧いただければと存じます。
また、本企画について図書館職員の新井玲子さんに、その企画の趣旨や思いを語ってもらいましたので、併せてお読みいただければ幸いです。
今回の企画について
(図書館職員 新井玲子)
企画展示のテーマは、そのつど異なりますが、共通した目標は、「テーマ」という「メッセージ」を本にどう託すかということではないか、と思っています。「SDGs」の展示では、一般書架で目立たなくなった本もそれぞれのテーマのもとにまとまって置かれることで、本が持つ力が再評価され、蔵書も活性化されるメリットもあると思います。スタッフの方々の全面的協力で、集められ展示された本は、よく貸出されているようです。
今回の図書館報52号では、普段コーナーにも展示されている河井道や恵泉女学園について書かれた本を特集し、「恵泉本」と呼んでいますが、それらの中には、恵泉女学園独自が発行した本も含まれています。そうした「正真正銘」の「恵泉本」を併読することで、恵泉でしかできない『らんたん』の読み方ができるのではないかと思いました。在学生にそんな貴重な体験もしてもらいたいというのも、この企画に託した「メッセージ」の一つです。(新井玲子)
企画Ⅰ 河井道先生ゆかりの本
企画2 SDGs関連の本
企画3 恵泉の先生方が執筆監修した本
図書館キャラクターたち
図書館の妖精という設定です。