協定校からの留学生を迎えて
2022年11月07日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
この秋学期から受け入れた中国、韓国の協定校からの留学生を迎えての歓迎の集いを、先月末に行いました。
まず、留学生の受け入れに尽力くださった楊志輝先生(国際政治学・日本外交)からメッセージです。
コロナ禍で途絶えていましたが、ようやく2年ぶりの協定留学生の受け入れができました。
韓国の聖公会大学から1名、中国の上海杉達大学から4名です(このうちの1人はビザの関係で入国が遅れ、歓迎会には間に合いませんでしたが、数日後に無事、入国ができました)。この学生たちは10月8日に来日し、翌日のオープンキャンパスの時に大学を見学しました。いま在学生の助けを得ながら、在留に必要な諸手続きを行いつつ、授業(原則対面)に参加しています。
それぞれのメッセージをお読みください。希望に満ちた思いが伝わってきます。多くの学びができることを願っております。
梁 珗珠 ヤン・ソンジュさん(韓国 聖公会大学)
こんにちは。私は韓国の聖公会大学で日本学とジャーナリズムを勉強しているヤン・ソンジュです。今回、恵泉女学園大学で一年間勉強することができ、とても嬉しく思います。
私の趣味は、夜に運動がてら散歩をすることと、日本のドラマを見ることです。今まで見た中で一番好きな作品は「最高の離婚」と「きのう何食べた?」というドラマで、最近は「ユニコーンに乗って」という作品を見ています。
私が日本への留学を決めた理由は、日本社会について勉強したいと思ったからです。私は以前から韓国で日本社会に関するドキュメンタリー映像をたくさん見てきました。その中でも在日コリアンに対する差別問題を取り上げた作品がとても印象的で、実際に日本で在日コリアンの歴史や彼らが置かれた現実について勉強してみたいと思いました。そして、私はフェミニズムに興味があり、聖公会大学で「女性・平和・生命」という授業を受けたことがあります。日本も韓国と同じように家父長制度が存在しており、女性を軽蔑する文化が強く残っています。私はこれについて恵泉女学園大学の学生の皆さんと話してみたいです。 留学生活を始めるにあたって不安なことも多々ありますが、一日一日を大切にして、日本でたくさんのことを吸収していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
張 昕恬 チョウ・キンテンさん (中国 上海杉達学院大学)
私は上海杉達学院大学・外国語学部日本語学科翻訳専攻三年の張 昕恬(チョウ キンテン)と申します。趣味は音楽を聴くことです。私は明るい性格で、責任感と協調性を持っています。私はすでに日本語を2年間学習していますが、自分ではまだ日本語の実力が足りないと感じており、日本に留学したいと思いました。日本では、日本の文化を体験し、視野を広げて、自分自身について探求したいと思っています。また、日本の文化を知るだけではなく、中国の文化も恵泉女学園大学の皆さんにお伝えしたいです。この留学を通して、日本の友達をたくさん作り、自分の日本語力を高めていきたいです。どうぞよろしくお願いします。
姜雯嘉キョウブンカさん(中国 上海杉達学院大学)
私は姜 雯嘉(キョウ ブンカ)と申します。上海杉達学院大学日本語学科翻訳専攻の三年生です。私の趣味は歌うことやアニメを見ることです。日本語のスピーキング力をもっと高めたいと思い、日本留学に来ました。私は普通の日常会話がわかっても、ときどきどのようにして、自分の言いたいことを適切な日本語で伝えればよいのか迷ってしまいます。大変困っています。そのため、留学を通してスムーズに日本人と話すことができたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
包 欣怡(ホウ キンイ)さん 中国 上海杉達学院大学
皆さん、こんにちは。私は包 欣怡(ホウ キンイ)といいます。どうぞよろしくお願いします。私は上海杉達学院大学の三年生で、専攻は日本語翻訳です。どうぞよろしくお願いします。私は趣味は映画と音楽と読書です。特技というほどではないですが、パズルには自信があります。千枚のパズルを一人で完成させたことがあります。ですが、自分よりずっとすごい人がいると思います。
なぜ日本へ留学をしたかったかというと、やはり日本語能力を上げたいからです。日本での生活を通して、日本社会や文化に触れ、自然な日本語を知りたいです。これは難しいと思いますが、頑張ります。私は特に日本の近代文学に興味があるので、恵泉の授業を通して、深く理解できたらと思います。これからの目標は、まず恵泉での勉強をできるだけうまく進めたいと思います。そしてN2とN1の試験に合格したいです。最後は、一度京都へいきたいです。小説家の森見登美彦さんの作品が好きで、彼が描いた京都の風景に憧れています。以上で自己紹介を終わります。ありがとうございました!
上海の広富林遺跡という名所の外で撮った包さんの写真。その時は春節のお休みで、家族と一緒に行きました。楽しかったです。広富林遺跡の広さと静けさにされました。
この日は、国際交流委員長・李泳采先生(国際関係論・人権論)の司会で、留学生一人ひとりが自己紹介をした後、サポートの在学生たち、国際交流や日本語教育の先生方、教務課や学生課の職員の方々が次々と歓迎の言葉を述べました。最後にみんなで記念写真を撮りました(この時だけマスクをとりました)。和気あいあいとした楽しいひと時でした。留学生たちが楽しく実りある恵泉生活を過ごしてくれることを願っております。
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