恵泉祭報告(2)~リユニオンと名誉教授称号記授与~
2022年11月28日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
先々週に続いて11月6日の"恵泉祭"に行った卒業後25年のリユニオンと大学名誉教授称号記授与式について、ご報告いたします。
リユニオンは3年ぶりの開催でした。短期大学英文科/園芸生活学科の各44/45/46回生、と大学人文学部日本文化学科/英米文化学科の各4/5/6回生が多摩キャンパスに帰ってきてくれました。教職員一同、この日をどんなに心待ちにしていたことでしょう。この学生たちが学んだ当時、在籍していた教職員もたくさん参加してくださり、チャペルでウェルカムセレモニーを持つことができました。チャペルの入り口では、園芸の教職員に指導をいただいて在学生たちが作ったコサージュを卒業生お一人おひとりの胸におつけして迎えしました。
卒業生は口々に、「"お帰りなさい"と迎えてもらえて、嬉しくて、思わず涙が出てしまった」「社会に出てみて、恵泉で学んだことがいかに得難く貴重なものだったか実感しています」「今の仕事に抜擢された理由を尋ねたら、上司から"恵泉の卒業生だから"と言われて、恵泉が母校であることが誇らしかった」「ことあるごとに、恵泉のことを思い出しています」「帰ってきてよかった」「多摩キャンパスは私の心の実家です」等々の言葉を贈ってくれました。
社会に出れば、さまざまな波風に晒されることもあるでしょう。恵泉で学び、過ごしたことが、つらいときの支えとなり、生きる喜びと励ましになっているという言葉に、私たち教職員の方がむしろ励まされる思いでした。河井道先生が女子教育にかけた祈りと願いをこの多摩キャンパスで共に学び合い、社会にはばたいていった卒業生が、恵泉のことを思い続けてくれている。これほどの喜びはありません。「お帰りなさい」と卒業生を迎えることができる幸せをかみしめた一日でした。
名誉教授称号記は次の先生方に授与いたしました(敬称略)。
- 小林幹夫
- 岩村太郎
- Dexter Da Silva
- 杉山圭以子
- 上村英明
- 大日向雅美
(チャペルの入り口)
(長尾恵子さん 短英44期生)