新入生対象の入学前の学びについてのご報告
2023年02月20日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
本学では、全学部全学科の総合型選抜、学校推薦入試等の合格者を対象として、高校での学びをしっかりと継続し、大学での学びへとつなげるための「入学前ステップアップ教育サポートプログラム」を次の3段階で行っております。 ①11月から12月にかけて、高校での授業についてレポートを提出し、本学の教員がコメントする通信型レポート指導 ②大学での学びに慣れるための参加型ステップアップ授業 ③学科別に出されるレポート課題や参加プログラムなどを行う通信型・参加型指導
このうち、12月22日と2月3日に実施した②参加型ステップアップ授業のプログラムの概要は次の通りでした。
- 「日本語」の授業テーマ
あなたの知らない日本語~自分の使っている言葉について考えてみよう!~ - 「英語」の授業テーマ
Christmas Culture - 「社会」の授業テーマ
体験学習(Field Study)をつくろう~体験で見つける私と「世界」の関係~
ニュージーランド・カリフォリア・東南アジア(タイ)・東アジア(韓国)
北海道(アイヌ)の国・地域別に分かれてグループディスカッションの後に発表
2日間とも在学生がファシリテーターとして参加してくれて、高校生たちはこれから一緒に学ぶ友人や先輩と交流しつつ、大学の学びの一端をとても楽しそうに体験していました。
参加した高校生の感想の一部です
体験授業を重ねていく事に、初対面の相手とも打ち解けやすいと感じました。
さらに、入学前に大学に行く回数が増えることで緊張感がとけました。高校の授業では先生の話を聞いて黒板に書かれた事をノートに写す作業が多かったため人と話をする機会や自分の意見を人の前で出すことが殆ど無かったけれど、大学のゼミは高校とは逆で人と話し合いをする機会が多いと思いました。
今回のステップアップ授業を参加し思ったことは、グループの人達と話し合いを行うことによって自分の事を周囲の人に知ってもらうと共に、他の人の事を知るきっかけにも繋がると感じました。また授業の課題を通してグループの人とコミュニケーションを取ることによって人との関わり方を学ぶことができると思いました。
さらに、入学前に大学に行く回数が増えることで緊張感がとけました。高校の授業では先生の話を聞いて黒板に書かれた事をノートに写す作業が多かったため人と話をする機会や自分の意見を人の前で出すことが殆ど無かったけれど、大学のゼミは高校とは逆で人と話し合いをする機会が多いと思いました。
今回のステップアップ授業を参加し思ったことは、グループの人達と話し合いを行うことによって自分の事を周囲の人に知ってもらうと共に、他の人の事を知るきっかけにも繋がると感じました。また授業の課題を通してグループの人とコミュニケーションを取ることによって人との関わり方を学ぶことができると思いました。
体験授業を重ねていく事に、初対面の相手とも打ち解けやすいと感じました。そして入学前に大学に行く回数が増えることで緊張感がとけました。
大学の授業では、生徒が主体となって授業を展開していくことに魅力を感じました。
授業中の先生と私たち生徒の距離が近く、積極的に取り組むことが出来ました。
知らない人とグループを組んで交流するのはとても緊張して、話し合いの時間もなかなか自分から喋ることが出来なかったのですが、先生や上級生の方が話し合いを手助けしてくれてすごく有り難かったです。また、これから大学で同じように話し合いをする機会があったら、自分から積極的に話し合いを進められるようになりたいと今回の授業を通して思いました。
この入学前ステップ教育プログラムを担当した喜田安哲教授(認知科学〔心理学・脳科学〕)からメッセージをいただきました。
このプログラムは、「高校での学び」が「大学での学び」とどのように異なっていて、かつどのように継続されていくのかを身を以て理解できるように構成されています。大学の【講義】【演習】【専門】の学びを模した、まさに"ステップアップ"するプログラムに参加してもらいながら、「大学生になる」ための準備を整えていきます。この過程で、参加者たちは、恵泉の教員や職員、そして先輩たちが寄り添ってサポートしてくれることを肌で感じてくれています。見通しが付いて、力が付いて"安心"して入学の日を迎えてくれることでしょう。春から始まる恵泉での大学生活。ぜひ心待ちにして欲しいと願っています。
喜田先生のメッセージにもあるように、ご入学の皆様が4月からの恵泉での大学生活を楽しみにしていただけたらと願っております。
【2023年2月3日の授業の様子】
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