協定留学生たちの近況
2023年07月24日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
今年度は韓国の韓信(ハンシン)大学から、キムイェウンさんとカンヨンウン、2名の協定留学生を迎えております。4月に二人の歓迎会を行いました。本日は歓迎会の模様とその後についてご報告いたします。
歓迎会の模様とお二人からのスピーチ
カンヨンウンさん
私は中学校の時からずっと日本のドラマが好きで日本語や日本文化にもずっと関心がありました。特に私が大学に入学した時に、同時に起きたパンデミックのせいでちゃんと学校に通えず、目標もなく迷っていた時に、頑張って大学生活ができるように支えてくれたのは日本へ交換留学生として行くためにした日本語の勉強のおかげでした。ですから、こうやって恵泉に交換留学生として来ることができたのは私の人生において本当に意味深いことだと思いますし、今までずっと願ってきた日本生活をすることができてとても嬉しいです。私は幼い頃からずっと女子大学にロマンを持っていたので、恵泉でその夢を叶えることになったことにも感謝しています。まだ恵泉に来てから1ヶ月くらいしか経っていませんが、もうたくさんの友達ができて毎日楽しく生活しています。 また、早く学校に適応できるように手伝ってくださった多くの先生たちにも本当に感謝しています。これからも恵泉で、そして日本で一年間いろいろな経験 をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
キムイェウンさん
私が恵泉を選択したきっかけは、恵泉サマープログラムでした。
恵泉サマープログラムはハンシン大学日本学科でも有名です。
私が参加する時にはオンラインでしたが、先生たちと先輩たちのおすすめで参加しました。オンラインでしたが、恵泉の友達を作ることができて交換留学生に行くなら恵泉に行きたいと決心しました。恵泉に来てからはまず、学校がきれいだと思いました。きっと園芸の授業がある学校だからと思います。おかげで学校に行く時、きれいな花が見られ気持ちよくなります。そして園芸の授業にも興味を持つようになりました。
また先生たちがすごく優しいです。大学の先生たちは教育だけではなく、論文も書かなければいけないし、忙しいことは知っています。だから、優しくない大学の先生もいらっしゃると聞きました。しかし、恵泉では実際に会った先生方は、みんな優しい方々でした。まるで学生たちのために奉仕してくださっていると感じました。こういう先生たちに会えて感謝しています。そしてもっと学校を信頼できて心強いです。さらに恵泉の学生たちもすごく優しいです。授業でも知らないことを聞いたらみんな優しく答えてくれます。そして話かけてくれて一緒に出かけるとか、学生のサークルを知ることができました。
恵泉に来る前には一人暮らしや外国での生活などなど心配事が多かったですが、来てからは楽しい学校生活を過ごしています。
協定留学生についての紹介:楊志輝先生(国際政治学)
歓迎会の後のこの学生たちの様子について、留学生を指導してくださっている楊志輝先生から、写真と共に次のような報告がありました。
4月18日、日本に来てから、大学の授業のみならず在学生との交流活動にも積極的に参加してくれています。5月3日には、インターナショナルサークルや留学生会が主催する多摩動物公園の企画に参加し、5月27日には、恵泉スプリングフォーラムに参加して、「ふむふむ先生」の企画で大活躍してくれました。そして、6月末には、鎌倉在住の3年生(社会園芸学科)と4年生(国際社会学科)が案内役となって、鎌倉で紫陽花散策、国宝鎌倉大仏の参観、さらには湘南海岸の七里ヶ浜まで足を伸ばし、一部の学生は江ノ島まで行って、鎌倉の一日を存分に楽しんでいたようです。韓国梨花女子大の語学研修に参加した学生や今年の新入生も参加し、恵泉の学生たちとの交流を積極的に行いました。
8月に開催される対面の恵泉サマープログラムでもきっと活躍してくれると思います。
鎌倉高校前の浜辺で
楊先生のメッセージにもありますように8月に開催するサマープログラムにもこの学生たちが参加して、恵泉でのプログラムをさらに楽しんでくれることと思います。
今年のサマープログラムは久しぶりに対面で開催する予定で、海外から43名の留学生の参加申し込みをいただいております。期間は8月1日(月)~8月12日(土)ですが、7月31日(日)の成田への出迎えをはじめとして、目下、教職員が鋭意、準備にあたっているところです。サマープログラムにつきましては、追って本ブログでもご報告させていただきます。