「一人暮らしの会」実施のご報告

2024年10月21日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

秋学期が始まって、ほぼひと月近くとなりました。多摩キャンパスでは、さわやかな秋晴れの下、学生たちもそれぞれに穏やかに学生生活を過ごしております。
先日、一人暮らしの学生たちのための会が持たれました。
本学の学生たちの多くは関東近県の実家からの通学者ですが、遠隔地から入学し、一人暮らしをしている学生たちも少なくありません。そうした学生たちに向けて、学年担任会(*後記ご参照ください)の先生方や職員の皆さんがきめ細やかく対応し、一人暮らしの不安をできるだけ軽減して学生生活を充実してもらえるよう、努めてくれています。
「一人暮らしの会」もその一端です。今年初めに開催された会の模様は、こちらをご覧ください。

本日は先日10月9日に開催した「一人暮らしの会」について、学年担任会のお一人、丸橋亮子先生からのご報告をお届けいたします。

丸橋亮子(保育学)

学年担任会では、今年度第2回目の「一人暮らしの会」を行いました。
いつもはお菓子を囲みながらおしゃべりや情報交換をしていますが、今回は「食欲の秋企画として「ご飯と豚汁」のランチを楽しみました。

ご飯は、大学で備蓄している保存食のお米を入替のタイミングでお譲りいただき、豚汁(+副菜も)は学年担任会の岩佐先生が作ってくださいました。さらに、大日向先生がデザートにとフルーツゼリーを差し入れしてくださり、学生は何味にしようか嬉しそうに選んでいました。
食事を囲んでおしゃべりも弾みます。最近の出来事などを話したり、野菜の値段が高騰し、食べきれずに傷んでしまうこともあることから「最近はカット野菜や冷凍野菜を活用している」と無理なく自炊を続けるコツが共有されたりしました。教員からは料理がおいしくなるポイントや、災害時備蓄を見直した話などもあり、学生からは「実は最近、災害時ボトルを作り持ち歩いている」と、実際にその「災害時ボトル」を見せてもらう場面もありました。
初めて参加した協定留学生からは、「秋に日本に来たばかりで、料理も苦手なので、このご飯がおいしくありがたい」「雨だが心も温まった。一人暮らしも初めてなのでこの活動に感謝」という声が聞かれました。

楽しい雰囲気に食も進み、おかわりをする学生も。「キュウリは好きではないがこれは美味しい」との声もあり、あらためて皆で同じものを食べる機会の大切さを感じました。食べたいメニューのリクエストもありましたので、次回の「一人暮らしの会」ではそれが実現するかもしれません。このような場を設けながら、学生生活を支えていけたらと思っています。

*学年担任会については、こちらをご覧ください。
学長の部屋「学年担任会について」
学年担任制度・アドバイザー制度・オフィスアワー

*学年担任会メンバー
関本恵美子(大学オルガニスト)/岩佐玲子(教育学)/水上晃実(教育学)/丸橋亮子(保育学)

ランチの準備が整いました!
お野菜たっぷりで栄養バランスもいい感じです。
食事をいただきながら歓談①
食事をいただきながら歓談②
持ち運び用の「災害時ボトル」
を見せてくれました。
たくさんのご飯はお土産に。
一人暮らしには嬉しいです。