学長の部屋
新年のご挨拶
2017年01月01日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
明けましておめでとうございます。
新年いかがお迎えでいらっしゃいますか。
2017年最初の「学長の部屋」は、多摩キャンパスの光景です。
大学を訪れて下さる方々は、皆さんがキャンパスの美しさを称えて下さいます。
オープンキャンパスで来場されたある保護者の方は、スクールバスを降りた時、「ここは軽井沢かと思いました」とおっしゃっておられました。
キャンパスの魅力の一つとしてよく言われるのは、構内にベンチがたくさんあることです。いつもいると当たり前のようになっていますが、外からいらして下さる方々に言われて、改めて構内を散策してみると、たしかに随所にベンチがあります。
学生たちが三々五々休憩時間等にゆっくりと憩い、仲間と談笑しているベンチの周辺には、女子大ならではの優しい時間が流れています。
拙著『母性の研究』の新装版刊行について
2016年12月19日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
本日は今週、刊行の運びとなる拙著『新装版 母性の研究』についての報告です。


原著『母性の研究』(1988年)は、1985年にお茶の水女子大学から学術博士号を授与された博士論文をそのまま上梓したものですが、副題に「その形成と変容の過程:伝統的母性観への反証」とあるように、近代以降の日本社会の隅々に根深く存在してきた母性観への問題提起の書です。
卒論シーズン終了!!
2016年12月12日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
本学は学士課程の修了要件として、学生全員に卒業論文(卒業制作)を必修としています。12月7日(水)・8日(木)の2日間が、その提出日でした。
次々に学生たちが訪れ、着々と提出物が積み上げられていくのは、提出場所となっている大会議室の毎年、恒例の光景です。

卒論提出光景

提出された卒論
待つことは信じること~アドベントのときを迎えて
2016年12月05日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
キャンパスはアドベントに包まれて
11月27日からアドベントadvent の週に入り、チャペルや構内はアドベント色に彩られ始めました。
アドベントとは、「キリストの降誕を待ち望むクリスマスの準備期間」という意味です。クリスマスツリー点火式の礼拝で、キリスト教センターの宇野緑先生から「待つことは、信じることです」というメッセージをいただきました。
キリストの降誕を信じて待つ意味の解説から、広く私たちの暮らしの全般に及んでのメッセージに、いろいろなことが心に浮かんできました。
踏み台となる
2016年11月28日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
ここのところ、続けて「生涯就業力」について綴っています。
先週のこのブログで、在学生だけではなく、卒業生の人生にも「生就業力」の観点から心を配り続けたいと書きました。
「卒業生の人生も、見守りたい」の言葉をお守りとしてくれるという卒業生
つい先日、大学院の卒業生から、こんな嬉しいメールが届きました。
"先生の「学長の部屋から」のお話をご無礼ながら通勤時間に拝読するのが私の朝の礼拝のようになっております。アカデミックの世界を一歩出ると、そこは自分なりの理屈も通用しない障害物競争のフィールドです。頭も体も五感もキリキリ研ぎ澄ませてやっと一日が過ぎていくという感じです。そんな中で、自分を見失わないよう自分の花を咲かせていけるよう、日々タフにたちまわっております。自分らしくが自分本位にならぬよう... (中略)
先生の『卒業生の人生も、見守りたい』のお言葉は私のお守りです。"
(吉瀬マリ 大学院平和学研究科 2015年春修了)