タイ/福島FS①
2022年07月06日
5月1日~5日まで、2021年度短期FSタイ/福島FSを実施しました。コロナ禍で2020年度は実施を見合わせたFSですが、昨年度からは、with コロナ時代を見据えた新しい体験学習・FSプログラムを開発・提供しています。 コロナ禍の状況に応じて、体験学習先を海外から国内に切り替えたり、実施時期の変更も想定したり、長年にわたり多様なFSを実施してきた経験を活かし、FSの進化に取り組んでいます。 今回実施したFSは、「持続可能な⾷、農、環境の在り⽅について考える」という共通テーマのもと、タイから福島県に切り替え、次年度に入ってからの実施となりました。福島では、2011年の東日本大震災、福島原発の事故後、本学と多くの交流が生まれた有機農家さんを訪れ、江戸時代に掘られた棚田に水を引くための堰の掃除、堰さらいにも参加し、大切なメッセージを映画を通して発信している映画監督にも会ってきました。 どんなところを訪問し、どんな学びがあったかは、学生から順次報告してもらいます。
短期FS タイ/福島担当 澤登早苗
1日目。
11時に福島県郡山駅に集合し、2021年度タイ・福島FSが始まりました。2両しかない電車に乗り、三春町へ。
まずは、これから始まるFSの腹ごしらえ。パンと野菜の店「えすぺり」へ。全員定食を頼みました。地域のお米や野菜、果物が使われています。食べている作物の生産者、料理を作っているシェフが分かる「顔の見える安心」を感じました。
午後は、2016年にオープンしたコミュタン福島へ。皆さんは震災が起きた後の原子力発電所の水素爆弾の事故についてどれくらい知っていますか?原発のリスクをあげ、その対策をしなければならなりませんでした。事故が起きてからでは遅いのです。何が正しいことなのかを見極める判断力の必要性を学びました。
そして、本日の宿泊先は「農園Cafeやい子ばあちゃん」。車から降りると猫ちゃんがお出迎え。夕飯には、手作りソースを添えたサラダから始まり、地域の山菜の天ぷらや石川牛のステーキ、おこわなどが出ました。どれも素材の味が引き立てられていて美味しかったです。
ご飯の後はみんなで掘りごたつに入り、今日の振り返りをしました。1日目にして、学びが多過ぎて消化不良を起こしています。明日は6時起きなので寝たいと思います。
IS 3年 H.I
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