タイ/福島FS④

2022年12月21日 

5月4日水曜日。
4日目は、本木・早稲谷 堰と里山を守る会が主催の「上堰さらい」に参加した後、ボランティアによる堰さらいを広めた方(周りに呼びかけた人)で有機農家の浅見 彰宏さんの豚小屋と鶏小屋を見に行きました。

堰さらいとは、畑や田んぼ等で利用するための水路掃除のことをいいます。

江戸時代に作られた手製の水路には落ち葉や折れた枝、土が落ちて混ざり合い流れが弱まっていました。コロナ禍の影響で、ボランティアに参加してもらっての堰さらいは何と3年ぶりの開催とのこと、私たちのように首都圏からも大勢のボランティアの方が参加していました。
堰さらいは、上流からと下流からの二手に分かれて行ない、予定終了時刻を少し過ぎていましたが、無事合流することができました。水を含んだ落ち葉や土は重く、土を耕すのと同じかまたそれ以上の体力を使いました。

これらを綺麗に取り除いた時、水の勢いが増すのを見たときには達成感を味わいました。

山の中で木々が生い茂り日陰もあったので休憩時間は、自然の一部になったかのようにリラックスできました。

また、作業中にオオサンショウウオの卵を発見したり、生い茂る山菜を見たり、人間の手が入っていない自然を間近で見ることができ楽しかったです。

この水路がすべて人工的に整備されていたら、一般には知られることのなかった作業だと思うと、この貴重な体験と景色を知れて良かったです。