おススメの息抜きは・・・

2013年02月07日

こんにちは♪英語コミュニケーション学科2年のありすです!
皆さん、受験のスパートがかかっている頃かと思います。受験生活は私にとって、もうすでに過ぎた日々ではありますが、本屋さんで参考書とにらめっこしていたり、電車内で単語帳をめくったり、必死な受験生の方々を見かけるたび、私も毎年、受験のことを思い出し、新たな学年のスタートに向け、身の引き締まる思いです。
そんな忙しい日々を過ごされる皆さんに、今回は、ぜひ試して頂きたい、おススメの息抜き法...DVD観賞を紹介したいなと思います♪

こんな忙しいときに!?と多少ビックリかもですが、とってもおススメ!ダマされてみてください!

具体的にどんな感じで観るのがおススメなのか、Valentine Dayが近いので、Romantic Loveの名作『Titanic』(1997)を例に紹介しますね♪まず、以下がセオリー♪

1. まずは日本語字幕で、なにも考えずシンプルにストーリーを楽しみます。
2. 日本語字幕で、聴こえてくる台詞に集中しながら観ます。ここが一番大事で、何度もでてくる台詞や動詞をなんとなく、でもしっかりチェックします。
3. 2でチェックしたシーンを英語字幕で、特に気になったシーンのみ抜粋して確認します。
4. 台詞そのまま覚えます♪

例えば、Titanicでは、Countがとってもよく使われています!カウントというと、「数を数える」をイメージしがちですが、「重要な、価値のある」という意味もあります。また、countはカジュアルな場に誘われた時、「参加します」の意で、Count me in!(参加したいな!) と使うことも。
この使い方がTitanicの中で最初にCountが使われるシーンで、ジャックが自殺未遂を起こしたローズを助けた際に、そのお礼としてディナーに招待されたときに返した一言です♪

その後Countはことあるごとに出てきます。当然ディナーの席でも重要なKey wordとして出てきますが、一番ロマンティックなのは、ジャックがディナーの帰りに、手にキスしながら渡すメモに書かれた"Make it count. Meet me at the clock. (毎日を大切に。時計の前で会おう)"という台詞です。この台詞、一見するとただの素敵な台詞ですが、countに注目して、よく考えてみると掛詞になっているとも考えられます。
通常、"Make it count"は「毎日を大切に(count=重要な)」の意で使用され, 実際に字幕でもそのように訳されていますが、itは以前に2人が会った鐘時計を指すと考え「鐘の音を数えて=9時に、時計の前で(count=数を数える)」と取ることもでき、二重の意味に取ることができるようになっていると考えられるのです!この台詞の後、2人は実際に鐘が9回鳴る9時に時計の前で会うことができます♪
また、2人にとってこの鐘時計の前というのはとても重要な場所です。この鐘時計の前で、ロミオとジュリエットのような2人の恋は始まり、ディナーの後に再会し、ジャックはまるでシンデレラのごとく、時間がくると「奴隷に戻らなきゃ」と言います。また、感動のラストは、鐘時計の前の階段をローズが駆け上がり、ジャックと2人で祝福されるところで終わる、という一連の流れを考えると、このCountを使った台詞、とってもとても素敵じゃないですか?字幕では気がつけないステキさだと思います!含まれたニュアンスまですべて含めると、あの台詞は、「今を大切に、2人の時間を大切に。鐘の音に耳を傾けて。あの時計の前で、9時に」という感じに取ることができるのではないでしょうか?

なんだか長々と語ってしまいましたが、視覚的に、またストーリー上で素敵と感じる山場や、名作と言われる映画にはこんなステキがたっくさん隠されています!ぜひこのステキをたくさん感じて、リフレッシュして下さいね♪大学では、こんなステキを見つけられる「映画から学ぶ」授業もいくつもありますよ!
体調や雪などの天候の変化に気をつけて、あと少し!みなさんと、大学でお会いできるのを楽しみにしています♪♪