" 熱狂" の時にインドを想う
2006年07月31日
熱狂ではじまった2006年の世界イベント、サッカー・ワールドカップが熱狂のうちに閉幕した。 それにつけても、こんな地球規模の大イベントをリアル・タイムに大画面テレビに釘付けになって大勢で観戦できる「普通」にわれわれは今すっかり慣れきっている。しかし、それはやはりはじめから「普通」であったのではない。動画データの圧縮とテレビの高画質化。そんな神業を世界で真っ先に考え抜いて、そこに大きな道をつけたのは実に一インド人研究者である。
サリーとカレーだけではない、そんなインドの想像力と底力を覚える「2006年」はどうだろう。 この度のブログの写真は熱狂とはおよそ無縁のわが家の緑の生きものたち。熱狂もわたしは好きだ。が、水辺に生きるこんな仲間たちも大好きだ。
文化学科助教授 杉山圭以子
専門:インド近現代史
担当科目:比較文化論、地域研究入門、文化学基礎研究などを担当