恵泉女学園大学

受験の時を振り返って 

2007年02月19日

受験シーズン真只中の今、皆さんはいかがお過ごしですか。

18歳前後の若い方々にとっては、受験というのは確かに大きな試練かもしれませんし、自分も昔を振り返ってみれば、確かにピリピリした日々を過ごしていたと思います。

でも、今になってみると、受験そのものは、長い人生の中にあっては、それほど重い試練でもないような気がしています。というのも、受験というのは、その人のそれまでの努力を大きく裏切ることは少ないと思えるからです。

これからの長い人生の中で、皆さんはきっと自分の努力だけではどうすることもできない試練に直面することがあるでしょう。そして、そういう場面で、どのようにふるまうことができるか、それが人としてとても大事なことなのです。

ということで、受験にうまくいった人は、ちょっとのんびりしたら、気持ちを新たに大学への備えをしてください。うまくいかなかった人は、どこにも受からなかったらどうしよう、なんて、いくらあせっても点数にはつながりませんね。その時間があったら、英単語や漢字の一つでも多く覚えることに費やした方が得策ですよ。それに、まだまだチャンスはあるから、大丈夫! もうひとがんばり、ファイトです!

ちなみに、恵泉でもこれからまだ3回の受験のチャンスがありますので、よかったら受験してみてください。


人間環境学科助教授 樋口幸男
担当科目;園芸概論、人と植物の関係学など