大学デビュー
2007年02月26日
「高校時代にぱっとしなかった人物が、大学に入って派手なファッションをしたり、目立つことをした場合に『大学デビュー』という」とは、フリー百科事典『ウィキペディア』の定義です。しかし、私の「大学デビュー」は少し違って、「高校時代に全く勉強しなかった人物が、大学に入って勉学に目覚める」というものでした。
高校と大学の学びは全く異なります。少々乱暴ですが、高校での学びは「テトリス」のようなパズルゲームで、大学での学びはロールプレイングゲームに例えることができると思います。知識が上から落ちてきて、それを整理、消化していくのが高校までの勉強です。一方、大学では、知識というツールを使って答えを探し出す冒険をします。自分というキャラクターを成長させながら、ゴールに到達する。ゴールまでの過程そのものが勉学だとみなされます。私は大学での冒険にすっかりはまり、気がついたら今もまだ冒険の途中です。
みなさんにもぜひ、このロールプレイングゲームの面白さを知ってもらいたい!
「求ム、冒険者!恵泉ニテ、強力ツール差シ上ゲマス。」
担当科目:日本語、日本語能力、日本語教授法など
人文学部日本語日本文化学科 専任講師 武田知子
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