恵泉女学園大学

2007年3月

大学生になるにあたって

2007年03月26日

大学生になるにあたっては、期待や抱負を抱いている人、実はまだ気持ちが乗りきらない人などがいて、それぞれがいろいろな思いを胸にしていることでしょう。

大学生の18歳頃から22,23歳頃までの時期は、知的にも精神的にも身体的にも大きく変化する時です。心と身体は密接につながっています。

身体への意識をちょっと変えるだけで人は綺麗にもなります。つまり意識をどう持つかによって身体は大きく変化するのです。それは周囲からどのように見えるかが変わり、どう動くかが変わってくるということです。

このように身体について考えることから始めると学問を学ぶ基本もでき、身体にもいい変化があり充実した大学生生活になっていくと思います。

4月を楽しみに!

人間社会学部人間環境学科助教授 斉藤謁
担当:臨床心理学他

大学で見つけた宝物

2007年03月19日

大学の4年間は、一生の間で最も自由な時間を満喫できた時でした。また、大学での授業や読書を通して、たくさんの知識も得ました。

しかし、その大部分は、今ではもう古い知識であり、役立つものではありません。それでも古くならないものが二つあります。

一つは語学力です。英語やドイツ語、専門研究のために習得したギリシャ語やラテン語などは、今でも役立っています。

そして、もう一つはものの見方です。一つの事件や現象にも、色々な見方ができるということ、決して、今の自分の考えや絶対化しないこと、常に、人の意見に耳を傾ける謙虚さが大切なこと、この二つは、大学で得た貴重な宝物だと思っています。

これから大学に進学する人も、ぜひ、キャンパスで、一生の宝物を見つけてください。

人間社会学部国際社会学科 教授 川島 堅ニ
担当:キリスト教学、宗教学など

私の大学生活

2007年03月12日

私の大学生活は英語に明け暮れた毎日でした。

厳しい英語教育で有名な大学でしたので、とにかく英語の科目が多くて毎晩遅くまで辞書を片手に予習に追われました。

でも大学に入って初めて原書で英米の小説や詩を読むのが嬉しくて、勉強もあまり苦になりませんでした。きっと急に大人になったような気がしたのでしょうね。

部活も英字新聞部にはいりました。1年生のときは記事を書かせてもらえず、もっぱら広告取りが仕事で、神田の本屋さんなどに、広告をお願いにまわりました。

そのついでに、古本屋さんに立ち寄って洋書を手にとり、自由に読めたらなあ・・・なんて憧れをもったものです。

人文学部文化学科教授 藤野早苗
専門:アメリカ文学

私の大学時代~広い世界へ~

2007年03月05日

 「広い世界へ出かけて、少しでも多くの人と友達になりたい。」
そんな夢を抱いた高三の私は、生まれ育った東北を離れて東京の大学に入りました。

入学した大学には、日本全国からはもちろん、世界中から沢山の人が集まり、寮ではフィリピン、アメリカ、香港や韓国からの留学生とも暮らしました。
そして次第に「大学生のあいだに海外で暮らしたい」「もっと広い世界へ行ってみたい」と思うようになり、大学2年の秋から留学の準備を始めました。

それから2年後、大学4年生の6月に私は1年間の留学に出発できました。強く願っていたら、本当に叶ったのです。

ギターと少しの本を持って出かけたアメリカ留学。1年間の寮生活では親友ジュディに出会いました。

あれから25年以上になりますが、彼女とは親しく連絡を取り合っています。あなたも大学時代にぜひ広い世界に出かけてみてください。
一歩踏み出せば、あなたを待っている大切な誰かにきっと会えるでしょう。


岩佐玲子 人文学部英語コミュニケーション学科教授 
専門:教育学 担当科目:教育原理、教職概論、英語教育基礎演習 II他