恵泉女学園大学

大学で見つけた宝物

2007年03月19日

大学の4年間は、一生の間で最も自由な時間を満喫できた時でした。また、大学での授業や読書を通して、たくさんの知識も得ました。

しかし、その大部分は、今ではもう古い知識であり、役立つものではありません。それでも古くならないものが二つあります。

一つは語学力です。英語やドイツ語、専門研究のために習得したギリシャ語やラテン語などは、今でも役立っています。

そして、もう一つはものの見方です。一つの事件や現象にも、色々な見方ができるということ、決して、今の自分の考えや絶対化しないこと、常に、人の意見に耳を傾ける謙虚さが大切なこと、この二つは、大学で得た貴重な宝物だと思っています。

これから大学に進学する人も、ぜひ、キャンパスで、一生の宝物を見つけてください。

人間社会学部国際社会学科 教授 川島 堅ニ
担当:キリスト教学、宗教学など