私の宝物 その3
2007年06月18日
「ギター」私の宝物は、ギターです。
大学時代の私は、音楽関係のサークルに所属して、イベントやコンクールなどで弾き語りする活動に明け暮れていました。
そして、大学3年の夏にアルバイトをして貯めた10万円をはたいて買ったのが、日本製のギターHeadway HD-110でした。
大学4年次のアメリカ留学にも同行したこのギターの音色は、日本語の曲を歌ったときに最も美しく響き、沢山の方々に賞賛されました。
なぜ人の心に響く音色なのか。その秘密がこのブログを書くための調査によってようやく分かりました。
それは、このギターは日本を代表するギタービルダーの百瀬恭夫さんが「木の響きが伝わる楽器を作りたい」という志のもとに長野の工房で木と対話しながら心を込めて一本一本手作りした作品の一つだったということです。
私にとって30年来の親友"Headway"は、ビルダーである百瀬さんの「愛」によって生まれた楽器だからこそ、今もこうして、演奏する者を励まし、聴く人の心を癒す響きを伝えてくれているのでしょう。
人文学部 英語コミュニケーション学科教授 教職課程主任 岩佐玲子
専門:教育学 担当科目:教育原理、教職概論、英語教育基礎演習 II他