秋を食べよう その1
2007年09月03日
ブドウ
記録的猛暑だった8月も終わり、いくらか過ごしやすくなってきましたね。さて、今日のテーマ、「ブドウ」ですが、皆さんはブドウの品種をどのくらい知っていますか? 生食だけでなく、ワインとしても利用されるブドウは洋の東西を問わず人々から広く愛されていて、リンゴと並んで品種数の多い果物です。
生食用品種だけをみても、よく売られているデラウェア、巨峰、ピオーネ、甲斐路はご存じの方も多いと思いますが、これらの他にも、高尾、藤稔、ルビー、マスカット・ベリーA、ネオマスカット、マスカットオブアレキサンドリア、ピッテロビアンコ、ロザリオ、オリンピア、バラディーなどなど、このブログではとても紹介しきれないほど多くの品種が作られているのです。私が専門としている園芸では、花でも野菜でも果物でも、品種単位でものを考えないといけないのですが、果物は野菜と違って品種による見た目や味の違いがわかりやすいので、店頭でも品種名が表示されている場合が多いですよね。
皆さんも是非いろいろな品種の違いを意識してブドウを味わってみてください。多様な品種を生み出す園芸の面白さを感じていただけることと思います。
人間環境学科 准教授 樋口幸男
主な担当科目;園芸概論、人と植物の関係学、園芸と文化
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