私の書棚 その2
2007年10月08日
「さまざまな分野の本たち」自由に空を飛ぶ竜の世界、その竜と心を通わせる人々の物語。心躍らせる『パーンの竜騎士』シリーズが本棚に並んでいます。
気分を変えて『本ができるまで』印刷の歴史から製本までわかりやすく書かれています。文庫や新書は持ち運びに便利なのでよく読みます。
厳しい父親のもとで羊飼いをしていたためほとんど教育を受けていなかったが、20歳から苦学し言語学者になった著者の権威的家父長の父親との葛藤、向学心に感動した『父パードレパドローネ』『町工場・スーパーなものづくり』 超精密機械を操る手技(てわざ)や神社の鈴と宇宙衛星は同じ伝統的な技術が使われているなど、現在の最先端技術を支える町工場。私たちが便利な生活を享受できるのは連綿と続いている町工場の技術によるということが良くわかる本です。
ときには『The Moment 自然の瞬間』など写真集のページをパラパラめくるのも、気分が変わっていいものです。
年齢によって関心のあるテーマが変わりますし、部屋の広さも限度があります。実は私の本棚はあらゆる分野の本が揃っている図書館にあります。
大学図書館、公共図書館、専門図書館など性格の違いがありますが、私は主に公共図書館を利用しています。
学生の皆さんには色々な図書館を使いこなしてほしいと願っています。
『パーンの竜騎士シリーズ』 アン・マキャフリイ著 早川書房 1982~
『本ができるまで』 岩波書店編集部編 <岩波ジュニア新書> 2003
『父パードレパドローネ』 ガヴィーノ・レッダ著 朝日新聞社 1995
『工場・スーパーなものづくり』 小関智弘著 筑摩書房 1998
『The moment : 自然の瞬間』 栗林慧著 日経サイエンス社 1991
入試広報室 高橋あや子