恵泉女学園大学

2007年12月

クリスマス その3

2007年12月21日

~愛のおくりもの~

クリスマスが今年もやってくる~、悲しかった出来事を消し去るように♪

なぁんて、軽快な音楽が某チキン屋さんでは流れていますが、この歌詞を皆さんはどう感じておられますか?

12月12日(水)に行われたクリスマス賛美礼拝はチャペルにいっぱいの学生や教職員、地域の方々と共に、ろうそくの暖かな光を見つめながら、祈りと賛美の声を合わせ、心を豊かにされました。

みなさんはクリスマスの出来事についてどのぐらいご存知でしょうか。

プレゼント交換をする日?恋人たちの日?お友だちとパーティーする日?いえいえ、イエスが救い主として誕生したことを記念し、祝う日です。

では、世界各地で祝われるこのイエスって何者なのでしょう?

今から2000年も前のこと。人々は様々な苦しみを背負いながらも、神がいつか必ず救い主を送ってくださることを信じ、祈り求めていました。そして、乳飲み子として、この世に与えられ、成長したイエスは、差別、貧困、社会的に弱く小さくされた者の悲しみや苦しみを消し去るのではなく、現実と向き合い、徹底的にそのような者たちと共に過ごし、励まし、慰めを与えられたのです。

クリスマスにこそ、これらの出来事を思い起こし、今、私たちを取り巻く様々な痛みの声に心を寄せること求められているのです。

12月23日、24日は各地の教会で特別な礼拝がなされます。ぜひ、お近くの教会にお出かけになられてはいかがでしょうか。こちらでもご紹介しますよ。

人文学部助手(キリスト教教育主任) 宇野 緑

※12月24日(月)振替休日のため、21日(金)にアップしました。

クリスマス その2

2007年12月17日

クリスマスチャリティーコンサート2007

12月22日(土)に大学のチャペルにて恵泉女学園大学の聖歌隊・ハンドベルクワイア・オルガン・独唱によるクリスマスチャリティーコンサート2007が行われます。

この時期になるとキリスト教センターには、このクリスマスコンサートについてのお問い合わせがあり"昨年、伺ってとてもよかったので今年もぜひ行きたい!"という声を多く聞きます。主催している側としては大変うれしく思います。

私は今回のコンサートでOGグループ"SNOW DROP"としてハンドベルを演奏するのですが、コンサートに向けての曲選びをする時にいつも考えることがあります。

それはクリスマスコンサートなので皆様に馴染みがあるクリスマス曲にした方がいいか、それともそうではない曲にしたらいいのかという事です。

もちろん、馴染みのあるクリスマスの曲も聴いて頂きたいのですが、聴いたことのない曲でもとても美しいメロディー・歌が多くあります。

知っている曲でもそうでなくても、このコンサートで皆様の心に響きわたるように心を込めて演奏していきたいと思います。

クリスマスのひと時、音楽とともに皆様によい時を過ごしてもらえることを願っています。

キリスト教センタースタッフ 村松 弓

クリスマス その1

2007年12月10日

クリスマス賛美礼拝

アドヴェント・クランツに2本目の光が灯りました。

キリスト教の暦では、クリスマスから数えて4週前の日曜日から始まるアドヴェント(待降節)より一年が始まります。このキリスト教の暦では、期節ごとに色が定められており、アドヴェントの色は紫です。

私たちの大学では、11/28(水)にクリスマスツリー点火式を行い、12/2(月)よりアドヴェント礼拝をまもっています。紫色のロウソクに一週ごとに光が増し加えられることで、クリスマスを待ち望む思いも高められます。

このような日々の中、恵泉女学園大学では12/12(水)16:30より、キリスト教の暦よりも一足早く、クリスマス賛美礼拝をチャペルにて行います。この日は4・5限の授業が休講となります。

「愛のおくりもの」をテーマとし、聖歌隊の賛美やハンドベル、オルガンの音に耳を傾け、そして光を見つめながら皆で賛美の声を合わせることにより、クリスマスの本当の喜びを感じる時となることでしょう。

人文学部 専任講師(キリスト教音楽主任) 関本恵美子

学科の学び(人間環境学科)

2007年12月03日

☆人と人とをつなぐという視点で学問を学ぶ!

本学科は、全く異なるように見える「園芸学」「環境学」「心理学」の3つの学問領域で構成されていることが特徴です。2001年の発足当初はこうした学科構成はとても先駆的だったのです!

さてその中身は、人と社会との関係性、人と人とのつながりについて考えながらそれぞれの専門領域を深めるというものです。

具体的に言うと、花、野菜、デザイン、カラーなど学べる「園芸学領域」、温暖化や持続可能な社会、環境汚染などの社会的問題を文科系的なアプローチで学ぶ「環境学領域」、人の心身の基本的な理解や発達、親子関係、人間関係、障害など「人間」の基礎をしっかりと学ぶ「心理学領域」。

つまり人が育ち大人になってゆく過程を、人の中、社会の中で生きてゆくという視点から、人は周囲に何をし、どんな影響を受けるのかなどを3つの学問領域を有機的に結び付けてゆく形で学びます。

特に心理学領域では心理学実験を行ったり、「パソコン統計学」(心理学志望の学生は必ず!)を学んでもらいます。これらの学びを通してデータの表すことがどのようなことなのかを分かってゆくのです。

深くて豊かで柔軟な発想のできるような人間となってゆくことを学問の学びを通して習得してゆく、そんな学科です!

人間環境学科 准教授 齋藤謁
担当科目;人間形成基礎演習、教育心理学II(教育相談)他