恵泉女学園大学

2008年1月

サクラ、咲け☆ その4

2008年01月28日

「春は必ず来ます」

大学入試センター試験が終り、一般入試の日々が到来します。

恵泉女学園大学も、1月29日がその初日。

受験生の皆さんは、自分の志望校の試験に向けて、最後の追込み段階でしょうね。くれぐれも健康第一でお過ごし下さい。頑張りすぎて病気になったり、緊張のあまり本来の実力を出せない、といった事態はどうか避けてください。

偉そうに皆さんに助言していますが、私自身は実は計画性が余りなく、直前までバタバタと焦りまくるタイプの人間です。

昔からそうだったと証言するのは、中学の同級生だった私の妻。「中学生の時、夏休みが終る直前になって慌てて宿題に取り掛かっていたが、大学教師になった今でも、それがまったく変わっていない」と言うのです。人間、簡単には変わらないのですね!

閑話休題。どの受験生にとっても、今は一番苦しい時期です。どうか無理しない範囲で精一杯頑張って、しっかり乗り越えてください。計画的であろうと、バタバタであろうと、貴方が積んだ努力は必ず報われます。そして貴方の春は、必ずやって来ます。

なに、私の人生に春は来たかって?中学の同級生と結婚できたことがそうかなァ。

恵泉女学園大学の私のゼミ生になって、それが本当かどうか、自分の目で確かめに来ませんか?

人間社会学部長 大橋正明
担当科目:国際開発論、社会開発論、NGO論、短期フィールドスタディ(バングラデシュ)

サクラ、咲け☆ その3

2008年01月21日

「体調を整える」

受験生のみなさん、明けましておめでとう。

この文章が掲載されるときは、もうすでにセンター入試も終わっていることでしょう。結果はどうでしたか? 「自信がある」と胸をはっている人もいるでしょうが、いろいろと反省している人も多いと思います。でも、入試はこれからが本番です。

これからの長い受験シーズンを乗り切るために重要なことは、「体調を整える」ということです。

体調の管理というと身体的なことばかりを気にしますが、一番大切なのは精神的なことです。ゆったりと落ち着いた気分でいながらも、集中力が発揮できる状態に自分を置くこと、これが秘訣です。

「そんなことは無理!」という人は、お茶でもいれて、目をつむって数回深呼吸をしてから、一口飲んでみてください。気持ちがスッと楽になり、頭が冴えた感じになりますよ。

人文学部長 教授 澤井啓一
担当科目;文化領域基礎研究II(文学・思想)

サクラ、咲け☆ その2

2008年01月15日

「『気ィつけてな』を贈ります」

受験生のみなさん、あけましておめでとうございます。

おだやかに新しい年をお迎えになられましたことでしょう。みなさんとは、スプリングフェスタ、オープン・キャンパス、そして年間を通しての"土曜日もオープンキャンパス(DOC)"で、昨年も多くの出会いを重ねてまいりました。これまで恵泉にご関心をお示しくださり、またお運びくださいましたことに、あらためてお礼を申しあげます。

さて、今日は受験前の最後の大事な時期をお過ごしのみなさんに、贈る言葉を用意いたしました。

「気ィつけてな」です。

高いところ、険しいところに分け入る性分で、昔、西国の山をめぐっていた時のこと。地元の方が私にかけてくれた言葉です。今は亡き俳優の加藤嘉さんにそっくりのおじいさんで、テレビから出てこられたのかと思うほどでした。

小娘の登山にしては軽装で、頼りなかったのでしょう。他人ながら、なにかを果たそうとする立派なおとなの関心にその一言はあふれていて、こみあげてくるものがありました。

風邪予防にはビタミンC。運動も大事ですね。「気ィつけてな」の昔を思い出しながら、今度はみなさんと恵泉でつながるご縁をお待ちしております。

写真1:この暮れに近所で開花した耐寒性のジュウガツ桜

1月14日(月)休日のため、1月15日(火)にアップしました。

人文学部文化学科 杉山圭以子(入試副部長)
担当科目:比較文化論、文化史演習ほか

サクラ、咲け☆ その1

2008年01月07日

『ふつうに』

スポーツ競技などで、「練習で泣いて、試合で笑え」とよく言われます。入試も同じです。しかし、これを実行するとなると意外に難しく、私にも遠くて痛い思い出があります。

試合で笑いたいと思う緊張のあまり、大切な日の数日前から胃腸をこわし、当日には体力が落ちきっていた経験。練習で十分泣いてきたのだけれども、大事な時に記憶を頭に呼び戻せなかった思い出。

大人になってから、考えました。「自分は一発勝負には弱い人間かもしれない。地道に、積み重ねで勝負しよう。もしも一発勝負を求められたら、その時自分にできることだけを『ふつうに』やろう。」

入試の迫った受験生の皆さんへ、「試合で笑う」ための秘訣として、「ふつうに」という言葉を贈りたいと思います。

その内容は当然、各人異なるでしょう。他人を気にする必要はありません。これまで皆さんが馴染んできた学習方法、身心のリズムや生活を大切にし、試験当日もよそ行きの自分ではなく、「ふつう」の自分で臨めばよいのです。

周囲の人々は、「がんばれ」と励ますかもしれません。それは、「ふつうにがんばれ」という意味です。なにも、がんばらなくてよいのです。

人間社会学部国際社会学科 坂井 誠(入試部長)
担当科目:「アメリカの経済と社会」、「市場とグローバリゼーション」など

あけましておめでとうございます

2008年01月01日

「いのちの光りを輝かせよう」

新年あけましておめでとうございます。

今年2008年は、恵泉女学園大学にとって創立20周年の記念すべき嬉しい年です。

恵泉女学園の創立者・河井道先生は、「あなたの光を輝かせなさい」と語られました。

私たちの恵泉女学園大学の個性的で豊かないのちを光り輝かす人間教育は、国内はもとより国際的にも極めてユニークです。本学における少人数教育の良さは、教員と学生との間での親しみのある人間関係の中で楽しく学ぶことに特長があります。

その教育理念は、「聖書」により愛と奉仕の心を、「国際」により平和と相互理解の心を、「園芸」によりいのちと自然を慈しむ心を学ぶことにあるのです。

これらの教育内容に基づく「海外体験学習」と「生活園芸」は社会的にも高く評価され、二年連続で文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」にも採択されました。

人生の最も大事な四年間、国内や海外での学習と実践を通し、いのちの光を輝かせるために新しい自分へと飛躍してみませんか。

皆さんの個性あるチャレンジを私たちは全力で応援します。

写真上:生活園芸Iの授業風景
写真下:11月11日開催の海外体験学習シンポジウム

学長 木村利人