恵泉女学園大学

2008年4月

恵泉探検隊 その4

2008年04月28日

「裏山で昼寝」

恵泉女学園大学の裏山は、昔は炭焼きなどをしていた里山ですが、いまではコナラやクヌギ、山桜などがうっそうと茂り、夏にはカブトムシやクワガタ、大きなスズメバチなどが樹液に集まってきます。

私は10年前から裏山の草刈をつづけ、遊歩道を作り、「自然観察林」として授業に活用してきました。たとえば、間伐した木でシイタケを栽培しています。目的は「森林生態系における分解者としての菌類の役割」を、現場で実物を見てもらいながら講義するためです(そのあと、もちろん、美味しくいただきます)。

この雑木林には一箇所だけ、学生に教えたくない場所があります。南側の日当たりのいい斜面の二本の木の間に、ハンモックがつるしてあります。私のお昼寝の場所です。頭上に葉の茂った大きな枝がかかり、日陰になっています。林のへりなので風通しがよく、夏でも涼しく蚊もあまりいません。

先週、学生たちにハンモックを見つけられてしまいました。大切な昼寝の場所を奪われるのではと、講義中も心配で教室の窓から裏山を見張っています。

人間環境学科 教授 新妻昭夫
担当科目;環境基礎演習、生物多様性論他

※次回のブログは、5/7(水)にアップします。

恵泉探検隊 その3

2008年04月21日

「グラウンド」

皆さんは、4/19(土)からスタートしたTBSの連続ドラマ『ROOKIES(ルーキーズ)』をご覧になりましたか?

ドラマの舞台となっている「二子玉川学園高等学校(通称:ニコガク)」の校舎はもと都立南野高校の校舎です。南野高校は統廃合によって数年前に歴史を閉じ、その施設を隣接する恵泉女学園大学が引き継ぎました。現在改装中ですが、工事の合間をぬって校舎とグラウンドをロケ撮影に提供しています。

グラウンドでは、役者さん、スタッフが真剣勝負でものすごい迫力ですよ。
注目は役者さんたちの演技だけでなく、セットの作り込みにも圧巻です。凄くリアルに作られていてびっくりです。

グラウンドも含め、もと南野高校は現在は改装中ですが、今後は多摩キャンパス全体を機能的に一体の美しいものとしてデザインしていく予定です。
恵泉女学園大学の今後にもご期待ください。

入試広報室長 宇田川 篤

恵泉探検隊 その2

2008年04月14日

「パイプオルガン」

スクールバスを降りて、芝生の前に立つと、正面に高くそびえるカリヨン塔と共にチャペルがあります。このチャペルは2000年のクリスマスに完成し、毎日の礼拝や行事、コンサートなどでも使われていますし、学生の皆さんが心を静め、心の時を過ごす場としても開放されています。

そしてチャペルには、オランダのライル兄弟オルガン製作所によって製作された、暖かく豊かな音を奏でるパイプオルガンがあります。2002年3月に設置されて以来、6年の時がたちましたが、全て自然の素材を用い手作りで製作されたため、時がたつにつれ、音がより豊かに暖かい響きに変化し、時にはオルガン自体が歌っているかのように奏でられることもあります。

恵泉のパイプオルガンは、チャペルの後方ギャラリーに設置されているため、オルガン奏者の姿は見えませんが、美しいオルガンの音が天上から降り注ぎ、まるでヨーロッパの教会にいるかのような気持ちにさせられます。

神さまのことばに心と耳を傾ける場であるチャペルには最もふさわしい場であり、オルガンの音が、私たちの祈りを神さまに届けてくれているようにも感じるのです。

キリスト教センター 専任講師(キリスト教音楽主任) 関本恵美子

恵泉探検隊 その1

2008年04月07日

「エコバス」

桜の花も満開を過ぎ、いよいよ春本番となりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。恵泉では2日に入学式を終え、新しい年度のスタートということで、心地よい緊張感を感じています。

さて、このブログですが、今日から4週に渡って、恵泉の見所を紹介させていただきますが、今回はその第1回目ということで、恵泉のスクールバスを紹介させていただきます。

皆さんが私たちのキャンパスにいらっしゃる時、まず、はじめに接する'恵泉'がスクールバスですが、このスクールバスには3つの自慢があります。
最初は車窓からの景色です。多摩センター駅からキャンパス間は10分弱の道のりで、車窓から見える丘陵地帯は緑も多く、気持ちの良い景色の中を走っていきます。特に入学式のころ、キャンパス手前の満開のサクラのトンネルの中を走るときの眺めは最高ですよ!

2番目はタイトルの'エコバス'です。エコキャンパスに取り組んでいる恵泉では、スクールバスも地球環境に優しいエコバスの導入を開始しています。大型とマイクロあわせて7台あるバスのうち、排出ガスのきれいな天然ガスを燃料とするバス2台と、ディーゼルと電気のハイブリッドエンジンバス1台の計3台がエコバスと呼ばれるものです。皆さんもエコバスの乗り心地を確かめてくださいね。

それからもうひとつ、恵泉のスクールバスで一番の自慢は心優しい運転手の皆さんです。環境にやさしいエコバスも、この運転手の皆さんの安全運転があってこそ、その性能も発揮されるのです。運転手の皆さん、いつもありがとうございます!

人間環境学科 准教授 樋口幸男
担当科目;園芸概論、人と植物の関係学他